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映画館で観るべき舞台劇『モノノ怪 唐傘』という映画。

(蛙๑╹ω╹๑ )<なんかスゲーもんを観たからnote書く。


(蛙๑╹ω╹๑ )<ファンの人たちと制作陣に失礼を承知で告白するのだけれど、カエルは『モノノ怪』という作品に触れたことがなかった。
何となくこの薬売りというキャラクターのビジュアルは見たことがあったけれど、それだけで作品に触れた事はなかった。

けれど、映画館のCMで劇場版『モノノ怪』を観て、「これは観ねば!」という映像美を目に焼き付けられた事がきっかけで本日足を運んだのである。

今回は作品のネタバレ無しで、

(蛙๑╹ω╹๑ )<スゲー!!


と思った所をサクサクっと書いてみようと思う。


1️⃣日本ならではの民俗学

舞台は大奥。かの有名な大奥。

いや、流石に引用した作品が古い名作すぎたか。

大奥(おおおく)は、江戸城に存在した将軍家の御台所・子女・側室・奥女中(御殿女中)が男性では将軍を主体とした「将軍家の血筋を守り繋げるため」原則男子禁制であり、将軍の家族いわゆる夫人やその世子及び子女と生活のお手伝いをする奥女中の住まう奥向きの御殿や居所。
一概に言えば将軍家の後宮と同義の意味である。

Wikipedia

女の園、情念の坩堝るつぼ。そんな所。

まあ大奥ってのはあくまで舞台装置なのでここでは置いとくんですが、カエルの目を引いたのは、『屋敷の作り』です。

(蛙๑╹ω╹๑ )<凝ってんなー、奥深そうだなー。

って見るからに分かる。
頻出した単語『七つ口』とか。

江戸城大奥の出入り口の一。奥女中の外出のときなどの通用口。夕方七つ時に閉鎖された。

goo辞書


中でも『階段』。これがヤバい。

引用

この急勾配の階段だよ!
伝統的日本家屋の階段!

(蛙๑╹ω╹๑ )<何でこんなに勾配が急なの?

って何度も思いながら昇り降りしたこの階段よ。
あまりに急だから、急いで昇る時には手も使って梯子を登る様にしないと滑り落ちる可能性すらあるこの階段を、実際に手を使って急ぎ昇るシーンがある。

(蛙*^ω^*)<うわぁ〜!リアル〜!!

って思いながら映画を観ていた。

ってくらい、『日本の昔の風景』に凝っている。
けっこう、お屋敷やら日本の民俗学について周到に調べてあるのだと解る。

昨今炎上している日本を舞台にしたゲームの制作と某大学助教授に爪の垢を煎じて飲ませたい。


2️⃣速度


目まぐるしく移り変わる情景と入れ替わるキャラクターの視点、そして神視点(第三者視点)。

(蛙๑╹ω╹๑ )<89分の映画である。


瞬く間


だった。
早い速い疾い。
とにかく速い。

よくアレだけのスピード感をアニメーションに落とし込めた。恐ろしい。
日本のアニメーションに限界や到達点はないのだろか?
いまだ日本のアニメーションは発展途上か??

(蛙๑╹ω╹๑ )<カエルは日本のアニメが誇らしいよ。


キャラの台詞、場面転換、キャラクター心情、キャラクター背景、起承転結、その全てが速い。

ふだんアニメを見慣れない人はあの速度についてこれないのではなかろうか?

『モノノ怪』を知っている人なら問題なかろうが、初見のカエルは、話の展開についていくのがやっとだった。
キャラクターの相関図が厄介でなかったのが不幸中の幸いで、ちゃんと誰と誰がどう思っているのか分かって(物語の進行が)ちゃんと理解できて本当に良かった。

(蛙*^ω^*)<恐ろしく速い物語。俺でなきゃ見逃しちゃうね。

(蛙๑╹ω╹๑ )<逆に、「それはネガティブなポイントでは?」と思われそうだけれど、この作品はこのスピード感でなくちゃいけなかったんですよ。

なぜなら最終的に辿り着くのはアクションだから。

◼︎このPVはネタバレ注意

アクションの速度に対して物語がスロー(日本らしい奥ゆかしさ)だとアクションだけ浮いちゃうんだよね。
だから、全体的にスピード速め。ピッチ速め。BPM高めじゃなきゃいけないの。


瞬く間


(蛙๑╹ω╹๑ )<って書いたけれど、89分の本編、どこも視線外せなかったな。
一度見落とせばもう付いて行けない。

『ジェットコースタームービー』ってやつ?

急転直下。
1度目の落下で目を瞑ると次に目を開けた時にはループに入って天と地が逆さになってた、的な。

見逃し禁止。

速度がヤバい。


3️⃣主演の演技

神谷浩史は言わずもがな。

薬売り

声の良さと滑舌の良さと抑揚、縁起の良さは流石、神谷浩史。
もうこれ以上言う事はない。

神谷浩史すき。


悠木碧

カメ

多声類、悠木碧という声優。
現代の化け物声優の1人である。



(蛙๑╹ω╹๑ )<そしてカエルが今回感動したのがこの人。

黒沢ともよ

アサ

(蛙๑╹ω╹๑ )<ともよ嬢の『叫び』『がなり』ぃ!!

元々舞台役者でもある黒沢ともよ。
演技力の高さは色んな作品で評価されるところではあるのだけれど、本作のともよ嬢はヤバい。

そもそも登場時、カエルはともよ嬢と気が付かなかった。
アサというキャラクターがおすましな姿でいる時の声がまったく別の人の様に聞こえていた。
カメと2人、布団に寝て落ち着いた声でアサが話すシーンでやっとアサがともよ嬢だと気が付けた。


そして、最後のシーンである。

(蛙*^ω^*)<ほんま、良い『がなり』だった。

黒沢ともよ、化け物であり天才である。



(蛙๑╹ω╹๑ )<制作チームの方々も、本当に素晴らしいお仕事でした。

美術設定と監修と美術監督の仕事がカエルの目を魅了して、色彩設定と3D監督と編集がカエルに『瞬く間』を体感させて、音響監督と音楽が心からカエルを楽しませてくれた。

(蛙*^ω^*)<音響監督の長崎行男氏はカエルの中で『宝石の国』の時から安心と信頼の音響監督なんですよ〜。良い仕事してらっしゃるんです。毎回。

本当にすんごい映画に仕上がってた。
ジェットコースターのような速度で展開する舞台劇のような映画だったんだよ。本当に。

きっと、映画を観た人ならカエルの感想(といかヤられた所)に共感してくれると思う。

まだ映画を観ていない人は、ぜひこの舞台劇的アトラクション映画を体感してほしい。


(蛙๑╹ω╹๑ )<4DX版ができたらまた盛り上がるだろうな。


そんな感じ!
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それではまたᐕ)ノシ

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