【腸内細菌学辞典用⑦】

(蛙・ω・)<腸で作られるホルモン

■『セロトニン

『幸せホルモン』と呼ばれる。

必須アミノ酸トリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質のひとつ。ヒトではドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをする。

・90%が腸で作られる
・8%が血管内で作られる
・2%が脳で作られる
 
■セロトニンが脳に運ばれるプロセス
・ケース1【迷走神経】
円腸と脳は、【迷走神経】でダイレクトに繋がっており、セロトニンは血管を通らず、腸から脳に直接届いています 

・ケース2【腸内細菌】 
・腸内細菌が食物繊維を醗酵させると、酪酸などの『脂肪酸』が作られます。
この脂肪酸が血管を経由し脳に届くことで、脳でセロトニンが分泌される
 
■セロトニンを増やすには
 
トリプトファンは食べ物から接種するのがオススメ。

白米 82mg 玄米 94mg
パスタ(乾麺) 140mg そば(乾麺) 170mg
鮭 250mg カツオ 310mg
マグロ赤身 270mg 豚ロース 280mg
鶏むね肉 270mg 木綿豆腐 98mg

(蛙・ω・)<トリプトファンを用いてセロトニンを生成するのも腸内細菌の仕事の1つ。
 メンタルケアにも腸内細菌は一役買っています。

■【noteで学ぶ腸内細菌28:『腸内細菌』と『セロトニン』と『幸福』の関係性】|虫圭


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