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「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」とネット論争

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 Twitter民であるカエルにとって気になる記事があったのでシェア。


「ネットやSNSで○○論争が起きるのは何で?」って記事。
 政治、犯罪、性的マイノリティ、フェミニズム、オタク界隈、子育て論、などなど、よく炎上してるやつ。
 
 これに関して、「フィルターバブル」「エコーチェンバー」っていう概念があって、

「フィルターバブル」
アルゴリズムがネット利用者個人の検索履歴やクリック履歴を分析し学習することで、個々のユーザーにとっては望むと望まざるとにかかわらず見たい情報が優先的に表示され、利用者の観点に合わない情報からは隔離され、自身の考え方や価値観の「バブル(泡)」の中に孤立するという情報環境を指す。

「エコーチェンバー」
ソーシャルメディアを利用する際、自分と似た興味関心をもつユーザーをフォローする結果、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況を、閉じた小部屋で音が反響する物理現象にたとえたもの

 
 これが論争の根幹にあるんじゃないの?

 と、言われているそうなんですが、実際は違ったらしい。

■元論文

 問題になっていたのは、

・ネットは自分とは反対の意見(情報)が集まりやすい
・"ネット上"という環境が、論争をしやすい場所である
・論争の結果、反対意見を深く憎悪する

 とのこと。

「自分と同意見が集まりやすい」→✖
「自分と反対意見が目についてしまう」→○

 そもそもこれがネット論争の原因で根幹ってことですね。
 
 確かに、「(特定のTLを引用して)この○○は間違ってる。本当はこうだ」みたいな指摘のツイートや、それらを揶揄する、または皮肉るようなTLってすごく多く見ます。
 ま、そもそもその"特定のTL"が何かを揶揄している、または批判しているTLである。って事が問題なワケですけど。
 
 まあそれって言論の自由だしなぁ。
「主語が大きい」とか「拡散力がある」のも、ネットの問題点ですよね。

 
 もう1つ、別の問題が論文では示唆されています。

■元論文

 論文は『政治』に関するもので、「SNSを利用することで、『政治』について知識を身に付けているのか?」を研究したメタ分析。

 特定の情報が多量に流れてくるSNSですが、それらの情報で、本当に『有識者』になっているのか?
 に焦点をあてたもの。

 で、お察しの通り、

✅Facebook、Twitter、その他のSNSをいくら使っても、たいていの人はまともな政治的知識を身につけてはいなかった

 という結果。
 断片的な情報や、偏った意見をいくら目にしても、「知った風」にはなれても、「知識人」にはなれないんだそう。
 ちゃんと勉強した人(専門家とか)にSNS玄人は敵わないって結論になったそう。

 さもありなん。

(蛙・ω・)<これはカエルも身に覚えがあるなぁ。イキって口走るものじゃないな、って反省します。ちゃんと自分で調べて、見聞きした情報が本当に自分の主義や価値観と合致しているのか、くらいは考えるべきですね。


「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」のネットアルゴリズムが存在するのは仕方ないので(YouTubeで自分が好きなジャンルしかオススメに表示されないようなもの)、たまには全く関係ないもの、もしくは自分の価値観と反するものを意図的にチェックして全体を俯瞰する必要はありそうです。


(蛙・ω・)<賢い人になりたいものですね。

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