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社会福祉法人事務入門ー間違って館内非常用ベルを押したらどうなるの?

館内の非常用ベルを間違えて押してしまうと管轄の消防署からすぐ電話が来ます。5分後位には遠くでサイレンの音が聞こえてきます。その音はだんだん大きくなるとともにいろいろなところからいろいろなサイレン音が聞こえ始めます。消防車のサイレン、救急車のサイレン、パトカーのサイレン音がごちゃごちゃに混ざり、静かな住宅街にある施設の周辺は突然騒々しくなります。近所の住民の方々も何事かと外へ出て集まってきます。10分もすれば20台ほどの消防車ほか緊急車が施設の前にずらっと並ぶことになります。大ごとになっています。消防服を身に纏った屈強な消防士さん数名がどかどかっと事務室に突入してきて、こう尋ねるのです。「貴施設から非常警報を受信しましたので駆けつけました。火元はどこですか。怪我人は何人いますか。逃げ遅れた人はいますか」いやいや大変なことになっちゃいましたね。そんな時「すみません。実な今のは間違いでした」と言うのは少し勇気が入ります。彼らも慣れたもので顔色一つ変えるわけでもなく「そうですか。非常用警報を受信すると間違いであっても我々は駆けつけることになっているのです。では撤収します。」気がつけばあれほどたくさん来た消防車、救急車、パトカーがいつの間にかいなくなっています。

いや〜彼らの素早い動きに感心するとともに施設というのは守られていることを痛感しました。

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