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人に勝利させる事は自分の勝利でもある。

負けることは勝つことでもある!

ゴルフの失敗談で昔こんな事があった。

取引先のゴルフコンペで一番トップの
会長に勝ってしまい
肩身の狭い思いをした経験がある。

勝ってはいけないゴルフ

その会長には日頃からゴルフに
良く誘われていた。
その会長は
私がショットをするために
クラブをかまえると必ずアドバイスを
するのだった。

「もっと右!!」

「右いきすぎ!!」

とにかく指導をしたがる。
プレイに専念したい私は会長の
アドバイスはいらないと思っていた。

せっかくのゴルフも楽しくない時が
あったのだ。

私はその会長をだまらせる方法がないかと
いつも思っていた。

それで思いついたのは会長に大幅に
勝つことだと思ったのだ。
しかしその考えは後になって
後悔することになる。

豆が出来るほどの特訓

会長に勝つことを思いついた私は練習場に
毎日通った。 
どのぐらい練習したかというと
手に水ぶくれが出来たり
豆が出来るほどだった。

そしてそのコンペに備えて
コース練習にも行ってた。
猛特訓の成果は今まで出したことのない80台。
これで今回のコンペはでは会長に必ず勝つと
確信した。

今となっては建前も理解出来るが
当時若かった私はただ勝ちたかった。
私が勝てばコースに出るたびに
指導されなくて済むと思ってた。

凍りついたパーティー会場

コンペの結果、会長に勝ったどころか、
なんと優勝してしまったのだ。
しかし優勝までは思っていなかった。
なんか、まずい雰囲気がただよった。

説教の嵐!!

コンペに参加した取引先の社長らに説教の嵐。
「仕事人間の会長の唯一の楽しみゴルフに
勝つのはどういうことだ!」
さんざん言われ肩身のせまい思いをした。
本当に会長はしばらくの間
私をゴルフに誘わなくなってしまった。

この勝負は私が勝っても誰も何も得をしない。

勝つことは負けることでもある。
それをしばらくの年月が経って
わかるようになったのだ。




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