生と死の悲喜劇(ウサギノヴィッチ)
どうも、ウサギノヴィッチです。
今回はサマセット・モーム『サナトリウム』を読みました。
サナトリウムという場所は不思議な場所でら生と死が隣合っているにも関わらず、喜劇にも悲劇にもなる。モームの作品は、喜劇と言えるだろう。ただ、人は死ぬ。それはそれとして、クールにかわして、いや、ドラマティックにはなっているが、それを飲み込むような展開がその先には待っている。
物語の最後で結核のカップル。男は結婚すれば寿命が半分以下に縮まる。女は安静に暮らしたらそこそこ長生きできると