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The Libra:“菅”新内閣の顔ぶれについてのメモ(訂正:15日20:50)

ポリティーク短信|2020.9.15
表紙画像:Sofia TerzoniによるPixabayからの画像

 菅義偉官房長官が自民党総裁に選出された明くる日の15日,産経や共同通信など複数のメディア報道により,16日に発足する菅新内閣の閣僚人事が見えてきた.以下は,現時点(15日夕方)で報道されている,閣僚人事についてのメモ.

<菅新内閣・閣僚人事>
官房長官:加藤勝信厚生労働相(出典:Reuters
副総理兼財務相:麻生太郎,再任(出典:Reutersほか)
総務相:河野太郎防衛相(出典:産経新聞
→訂正:当初案からの変更により,行政改革担当相(出典:共同通信
防衛相:岸信夫元外務副大臣(出典:Yahoo!ニュース[共同通信])
外相:茂木敏充,再任(出典:Reutersほか)
文科相:萩生田光一,再任(出典:産経新聞
国交相:赤羽一嘉,再任(出典:産経新聞
厚労相:田村憲久,元厚労相(出典:Reuters
五輪相:橋本聖子,再任(出典:Reutersほか)

<個人的メモ>
 防衛相のポストに,安倍首相の実弟で強硬保守派の岸氏が起用された点は興味深い.また,行政改革担当相のポストに,現職の防衛相であり,改革派として知られる河野氏が起用された点を見るに,菅総裁が掲げている「携帯電話料金の値下げ」などに様々な改革に対しての真剣さがうかがえる(内容修正:15日20:50).
 ただ,閣僚人事を見ると,そもそも安倍首相の政策の継承という意義があるように,当然ながら再任される閣僚が目立つ.菅総裁がNHKの番組の中で,閣僚人事の方針について「改革意欲のある人を登用したい」と述べていたが,その方針がどの範囲まで適用されているのだろうか.
 注目されていた官房長官のポストには,以前に官房副長官を務めていた加藤氏が起用された点は,なるほどという人事である.安倍首相と菅官房長官という強力なタッグが第二次安倍内閣の強さの一つであったが,菅新内閣ではどうなるだろうか?

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