職場で損をすることとは。
社会人になってから、損をするよと言われるようになった。
職場の人間関係の距離感を全くつかめなかったわたしは、苦手な人との関係の構築がまず出来なかった。すると、必ず言われるのだ。
「そのままでは、損をするよ」と。
子どものころは、損得で行動するのは良くないことと教えられてきた。損得勘定は悪い意味と覚えた。自分の気持ちに嘘をつくことが、得をすることは思えなかった。嫌味を言ってくる人と仲良くなんて無理だった。
今思えば、あの時、損をすると教えてくれた上司たちは、人間関係が不器用すぎるわたしに、職場としての距離感を覚えないと、社会人として、しんどくなるよと言いたかったのだ。得をするのではなく、辛くなると。
やっと理解できた。けれど、あのころのわたしに伝えてもきっと、行動を変えなかっただろう。
このタイミングだったのだ。ちょっと(かなり?)遅い気もするけど、わたしの準備期間は長かったと受け止めよう。
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