忘れられない食事 Vol.1 まずい飯
先日ふと、みんなの忘れられない食事の話を聞いてみたいと思った。皆様ご存知のとおり、私は人よりも食べることに執着しているので、印象深い出来事の傍らには何か食べものがあることが多い。
試しに思いつくままに書きだすとあるわあるわ。伊達に四半世紀生きてない。
で、書いてるうちにそれぞれ忘れてしまわないうちに残したいなあという気持ちになり、久しぶりにnoteにログインした。
ところで一般的に良いことより悪いことの方が記憶に残りやすいと言われている。それを踏まえて「忘れられない食事」第一弾は食欲おばけらしからぬ、まずかった飯の話をしたい。福岡で食べた寿司と、浜松町で食べた天ぷらそばである。どちらも2018年、社会人1年目の話である。
まず福岡で食べた寿司の話。事件は祖父の家の近所の所謂「ちょっと高い回転寿司」で起きた。なにもかもが生臭くて食えたものではなかった。東京に行って私の味覚が「偉そう」になってしまったのかと思ったが、向かいに座る妹の顔を見てそうではないことを察した。
次に浜松町の天ぷらそばの話。午後からの打ち合わせに向けて気合を入れるためにアナゴ天を載せたのがよくなった。口に入れた瞬間溝のような匂いがして、大きな一本揚げあったがお茶で流し込む他なかった。
こうして並べると、どちらも「魚介の鮮度の低さ」に起因するまずさだということがわかる。ほんの数年前まで口にする魚といえば週末に父の釣り上げるものが主だったので、海のものに関する私の味覚が人よりも「偉そう」であることは否定できない。
いずれにせよ、どちらの食事も2年以上前だが今でも思い出すと胃液があがってくる。まさに忘れられない食事である。
前者については同じ轍を踏まないように、以降祖父との食事ではこちらが主導権を握ることにした。写真は、つい先日夫と3人で訪れた茅乃舎の喫茶店で提供しているビーフシチューで、出汁の効いた滋味深い味わいであった。
参考:茅乃舎 茶舎
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