見出し画像

焚き火と建築、ミーティング。

はじめに

月日が立つというのは、本当に早いものですね。
前回「"場づくりを考える"合宿」の記事を書いてから、もうあっという間に8ヶ月も経ってしまいました。(前回も、同じようなこと言ってたな・・)

「"場づくりを考える"合宿!」のイベントレポートは上記2つを記事を、ご参照ください!今思い返しても、楽しかったしか、出てこない!

この8ヶ月間、なにもしていなかったわけではありません!笑

団体名は「まちづくり診療所(仮)」から「くわくわ企画」となり
任意団体から、一般社団法人にパワーアップし・・・
2週に1回、ずっとしっかりコアメンバーと定例ミーティングを続けながら
立ち上げていきたい"場の解像度"を上げ続けていました。

琵琶湖畔のカフェ「きみと珈琲」で、打ち合わせ

いろいろ・・・本当に色々活動はしているのですが!笑
今回はその中でも徐々に進んでいる
"新たな建築"について、少しだけ共有させてください。

ちなみに"くわくわ企画"って・・・

我々「くわくわ企画」ですが

「美味しい、楽しい、居心地がいい!ポジティブな感情で人々が集まり、つながり、ただ居れる。"豊かな生を実現する場づくり"からはじめる診療所」をテーマに、今までの診療所にはなかったたくさんの"仕掛け"を用意した診療所を開設する

はじめまして、まちづくり診療所です

という目的が、活動内容の一つとなっています。
そのため、新規に立ち上げる建築物も"診療所"になります。

ただ、診療所といっても
"受付があって、待合室があって、診察室がある・・会計待ちにじっと1時間・・・真っ白な壁に、機能的(すぎる)デザイン・・・"
と、多くの方がイメージしやすい、一般的な診療所ではありません。

私たちが立ち上げていきたい診療所は、診療所を軸としたコミュニティスペースのデザインです。そして、豊かな生活の延長線上に、そっと福祉や介護・福祉を落とし込んでいきたい、と思っています。
(詳しくはこちらの記事も参照ください。)

そのために
#生について真剣に考える遊び場をつくる
#余白のデザイン
#目的と関係性の固定化をはずす

という3つのキーワードを大切にしながら、新たに立ち上げる建築の構想も練ってきました。

そんなこんなで!
建築プロジェクトのミーティングも
ただの会議ばかりには、していません。

焚き火と、建築、ミーティング

さて、やっと本題です。笑
そんな診療所新築プロジェクトのミーティングですが、、、

写真のように、焚き火を囲んでみたり

焚き火と、建築、ミーティング

プロジェクトメンバーと一緒に、集落をぶらぶら散歩したり

散歩と、建築、ミーティング

しながら!
色々な解像度の映像を溶かしつつ
ハコモノのデザインに落とし込んでいます。

真面目に、建築、ミーティング!(ほんの少し、アルコール・・)


焚き火の効果

突然ですが、焚き火って、ほんといいですよね。

ここからが、やっと、本題だよ!

ここから急に、真面目に語りだします。笑

 焚き火にせよ、アルコールにせよ、建築の図面をひいたり事業を興していくといった"真面目な状況"には不要なもの・・・つまり"ある意味すこし、不真面目なもの"たちは、煮詰まってきたアイデアや思考を、いい感じで溶かしてくれると思っています。ある人はこれを「解像度を(あえて)"下げていく”アイテム」と言っていました。

 高まりすぎた解像度の中でプロジェクトの話を進めていくと、議論が1方向性に収束しはじめていきます。もちろん最終的にはどこかの落とし所に収束させていくことは重要なのですが、ひとつの落とし所に落としにいく"プロセスの中"においては、一度高まった解像度を意図的に下げることが重要だと感じています。それは、そういったプロセスを経由することで、方向性に自由度が生まれ、それまでの視点にはなかったアイデアが、これまでのアイデアにそっと溶けていく瞬間を感じたりするからです。

 そもそも、建築のミーティングをする上で”薪を準備をして火を付ける、それを眺める”というプロセスは本来不要なはずです。しかし「不要であるものが配置されることで、その場が豊かになる」ということを経験することも事実です。(しかも、割とよく経験します、よね。)


 改めて話を元に戻しますが、私たち「くわくわ企画」が作り上げる建築物のコアは"診療所"です。とんでもなく真面目でないといけない建築物です。
 そこにあえて、「焚き火」や「散歩」(ときどきアルコール。笑)を持ち込んで話をするのは、きっと、この「不要であるはずものの可能性」をどこまで建築(や医療・介護・福祉)の中に落とし込んでいけるか、そのチャレンジをしていくために必要なプロセスだと直感的に気づいたから、なんだろうと思います。


診察券をだす、待つ、医者と症状の話をして、また待って、お金を払って帰る、にはしたくない。

 「診療所に受診し医療を受ける」という行動をシンプルに極めていけばこのプロセスをいかに効率的に、短時間で済ませるか、という話になるかもしれません。
 でも、それってきっと、面白くない。そして「ああ、あそこにまた行きたいな!」というポジティブな感情は少なくなって、作業のような受診、になっていく。

 私たちが立ち上げていきたい診療所は、診療所を軸としたコミュニティスペースのデザインであり、豊かな生活の延長線上に、そっと医療を落とし込んでいきたい、という想いです。

 そのためには、不真面目なものや、その場にはそぐわないんじゃないか?と思うもの、効率化には不要なもの、逆に非効率なもの、そういったものをたくさん、建築のアイデアにも、イベントなどの企画にも、取り込んでいこうと思っています。
 それが、大切にしているキーワードのひとつである「#余白のデザイン」につながると思っています。

さいごに

 今回は、そんな「#余白のデザイン」についてのお話を引き出すために、建築ミーティングの一部である「焚き火と建築、ミーティング」のワンシーンを紹介しました。

 くわくわ企画による診療所は2023年夏?秋?(そんなこと言ってたら、きっと2024年になっちゃうかもですが・・苦笑)に、完成予定です!あっというまですね!

楽しみにしていてください♪


キーワードは
「生について、真剣に考える遊び場をつくる」
「余白のデザイン」
「目的と関係性の固定化をはずす」

お問い合わせ

※問い合わせ、感想、などなんでも結構です!
是非、こちらまでご連絡ください!
<メールアドレス>
kuwakuwa.kikaku☆gmail.com
☆・・・アットマーク
<Instagram DM>はこちらから

☆・・・アットマーク



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?