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畑のある暮らし。トマトは夏野菜だろうか?

梅雨が明けて、暑い日が続いてます。少し前までは梅雨が早く明けて晴れの日がほしいなぁ・・・と思う日々でしたが、今はたまにはほどらいこう(ほどほど)に雨がふってほしいと身勝手なお願いをしてしまう日々です。

こんな暑いときは冷蔵庫で冷やしたトマトを「がぶりっ!」と食べたくなりますよね。ならば、トマトはやっぱり夏野菜じゃないか!ってことになりますが、果たしてそうでしょうか?

たしかにトマトは夏に露地野菜としてたくさん出回るし、多くの農家さんや家庭菜園でも栽培されている夏野菜として代表的な作物。お盆の頃には樹勢が衰えて枯れ始めたりして、栽培を終える畑をよくみかけますし、農家さんの中でも、トマト=夏野菜のイメージかもしれません。でも、これまでの経験上、トマトの味が一番乗るのはお盆を過ぎて暑さが和らいだ初秋の9月から10月上旬あたりまでです。異常気象に遭わなければ、必ずそうなりました。ちょっと話を逸らしますが、この地に来て初めて農業に就いた年に雨よけ栽培で11月になっても収穫していました。地元の人たちもトマトの実りを不思議そうに。味は落ちますが、霜が降りるまで実ります。

話を戻して。日本の夏の暑さはトマトにはきついようで、気温や地温が下がり、光合成をおこなうための日射量が十分にある時期がもっとも活動が活発になって栄養分をたくさんつくり、果実にため込むんだとおもいます。樹勢が良くて、実りも豊かになりました。日本の夏は、トマトには暑すぎるんでしょう。暑くない地域、北海道や高原などではもっとも味が乗る時期はずれて、夏がもっとも美味しくなるのかもしれません。自分で体験してないので想像ですが。

トマトが夏野菜とおもうのは、人にとっては、人から見ての話しで、全くその通りとおもいます。トマトにとっては、トマトがもっとも望んでいるであろう環境が整う時期がどの季節か?ってことだとおもいます。その季節が初秋の場合、酷暑の夏をいかに乗り切れるか?が栽培者の課題で、それにはトマトの気持ちになって考えること=もしも、僕がトマトなら?が肝心とおもいます。では、どんな環境が?肥料や水の与え方はどうしたら?

それは、農家によって考えがまちまちです。営農方針=味を優先する?収量を優先する?だったり、思想や生き方の影響も大きいでしょう。いろんな角度で、もしも僕がトマトなら?で僕なりの考えや取り組みを書いていきます。

トマトから離れての、おまけ。

遅まきながら蒔いた胡瓜が、取れ始めました!

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相模半白節成です。初めての栽培でたまたまですが、ぬか漬けにも適してる品種だそうで楽しみです♪

育ってる場所によって樹勢はまちまちで、すでに僕の背丈を優に超えた株も。8株が酷暑にめげず育ってます。収穫時期が頃合いにずれてくれると嬉しいのですが。

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