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営業部も企画部も広報も制作も1人で担っている人たち

営業部、企画部、製作部、広報 ……
会社では当たり前のように分かれている各部署の機能を、フリーランスや個人で働く人は、基本的に1人で担っている。

何を当たり前のことを、と言われて当然だ。
当たり前のことなのだから、でも、その事実が腹落ちしたのは実際に自分で体験してからだった。

例えば、インタビューやライティングに伴いアウトプットを制作するときは、製作部の僕がガシガシと稼働するし、そういった仕事に集中していると「こんなサービスをつくったらどうだろう?」と思いつくときがあるが、そうなると企画部の僕がよっこいしょと起動する。

ときには、営業部の僕も動いていかないと、仕事が広がっていかなかったりするし、SNSの更新は、あるいは広報活動の一部に位置づけられるのかもしれない(たのしくてやっているのもあるが)。

こうやって、1人のなかで様々な部署を兼務しながら、バランスを取りながら日々を過ごしている。これがなかなかに難しいことも分かってきた。

というのも、制作部が頑張りすぎているときは、次の仕事をつくる営業部や企画部がなかなか手を動かせなかったりする。これは実作業としてもだが、単純に一つに集中していると意識を別の場所に張れないときもある。これは、全て同時並行で進めることができる組織との、大きな違いといえるかもしれない。

そうなってくると、いまさらだが、「コンディション」についてよく考えるようになった。

「コンディション」は、身体的なものも精神的なものも含む。ざっくりと言えば「心の余裕」のようなものも含まれるだろう。

その「コンディション」が崩れると、個人で仕事をしているいまの僕のような人間になにが起こるのか……

個人的な見解なので、業種などによっても異なると思うが、私の場合でいうと、「製作部」はコンディションが悪くてもなんとか依頼物を形にするのだが、「営業部」と「企画部」はからっきしになる、ということが実体験を通じて分かってきた。

つまり、目の前の仕事をこなしていくよりも、新しい仕事の種まきや、新しい仕事を自分で作っていくというムーブの方が、コンディションの影響をもろに受けやすいのだ(あくまで、僕の場合は)。きっと、後者の方が、考えることも、自分の腰を上げて動くことも多いからだろう。コンディションが芳しくないなかで、結果がうまく出るのかも分からないものに挑戦できる人はどのくらいいるのだろう。

そのため、コンディションが悪い状態が続くと、なんとなくアウトプットも出せているし、現状はなんとかやっているように思えても、いつしか仕事はやせ細っていくように思う(そもそも、コンディションが悪いとアウトプットの質も下がるという問題もある)。

複数人が役割を分け合いながら同時並行で進められる組織ならまだなんとなるような気もするが、何度も書くように、1人で全ての部署を請け負う働き方をしていると、誰かがなんとかしてくれることはない。コンディションをキープして、自分のなかにある各部署をバランスよく連動させることが、中長期的に見たときにかなりのインパクトを持って効いてくる、そう思うようになった。

しかも、このコンディションというものは、時限爆弾のように表出してくるから注意が必要である。いまの無理が、3ヶ月後に自分に牙をむいてきたりする。なんとも、めんどくさい奥が深い。

じゃあどうやってコンディションを維持するかは、また別の話になるので、またいつか書きたい。自分のなかでもまだ定まっていないので答えは持っていないんだけど……。この先も試行錯誤をしながら、淡々とコンディションを維持できたらいいなと考えている。イメージは、いつも80点の状態を保持するような感じで。



さて、このnoteはどの部署の自分が書いているんだろうなぁ。
ほとんどは、生身の個人が趣味で続けているような感覚だが。笑

22/07/11

引きつづき1対1で雑談してくれる方を募集中です!(今日も2名の方にお声がけいただけて楽しみが増えました)



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