黒門町の若旦那

落語、盆栽、読書が好きなおじさんです。

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落語、盆栽、読書が好きなおじさんです。

    最近の記事

    落語日記 祖父の遺した芸の遺産に挑戦した孫の小駒さん

    梅屋敷 金原亭馬治の会 11月26日 亀戸梅屋敷 ホール 江東区亀戸にある「亀戸梅屋敷」を本拠地として馬治師匠と小駒さんが新たに始めた落語会。馬治師匠は「火焔太鼓」、小駒さんは「寝床」をネタ出し。 馬治師匠の独演会「馬治丹精会」の次回開催までの間隔が開いているので、その隙間の日程で企画されたようだ。この会も、受付などをお手伝い。   金原亭馬治「親子酒」 前座なしなので、この日のトリ担当の馬治師匠が先陣を切る。マクラはまず、過去に馬治師匠が押上に在住していたので、亀戸は馴染み

      • 落語日記 苦手な噺に必死で挑戦する赤裸々な姿が観客の気持ちを惹きつける落語会

        遊かり一花のすききらい vol.11 11月14日 新宿 フリースペース無何有 遊かりさんと一花さんのお二人が、自分たちの好きな噺と苦手な噺を交互に掛けることに取り組んでいる落語会。前回の訪問は7月のVol.9で、Vol.10は欠席。そのVol.10では一花さんが咽の痛みで欠席となり、林家あんこさんが代演。なので、Vol.10は本来は苦手な噺の回だったのが、今回に苦手な噺の回が順延。一花さんの病状は悪疫によるものではなく大事には至らなかったようで、この日も元気な表情を見せてく

        • 落語日記 相変わらずの四人のチームワークが楽しい落語会

          RAKUGOもんすたぁず CHAPTER91 11月13日 古石場文化センター 2階大研修室 毎回、必ず通っている会だったのだが、タイミングが合わず、昨年6月以来の1年5ヶ月ぶりのご無沙汰となってしまった。前回はコロナ対策がやや緩和されてきた時期だったが、今回は手指消毒・連絡先記入はあっても、その他の制約はない状況で、客席も常連さんが戻ってきているような印象。   オープニングトーク レギュラーの四人から諸々の告知。また、次回のもんすたぁずは、ゲストに白酒師匠を迎えて新春寄席

          • 落語日記 四年がかりで圓朝の連続物に挑んでいる馬生師匠

            落語日記 四年がかりで圓朝の連続物に挑んでいる馬生師匠 第19回 全生亭 11月3日 谷中・全生庵 三遊亭圓朝師の菩提寺である全生庵において、毎年この祝日に開催されている落語会。馬生一門が出演し、主任の馬生師匠が圓朝作品に挑戦している。今年は連続物「真景累ヶ淵」の三回目。このところ、毎年参加している。 お寺の本堂が会場ながら、祝日の午後というのんびりした雰囲気で、観客の皆さんもくつろいでいる。常連さんが多い会で、顔見知りの馬生一門ファンが多く来場されていた。   平井正修住職

            落語日記 芸術祭に挑戦できなかった悔しさをぶつけたような熱演をみせた遊かりさん

            たっぷり遊かりvol.2 ~ 落語の中の女たち 11月4日 お江戸日本橋亭 遊かりさんが昨年の芸術祭に参加するために企画した会を、今年も同様の企画で開催。残念ながら、今年の芸術祭には参加できなかったが、企画はそのまま活かして、第ニ回として開催された。 この会のタイトルにあるように、女性が登場する噺や女性が主人公の噺として、古典の「文違い」と新作の「鉄砲のお熊」を演目として選び、遊かりさんの視点と解釈で、これら噺の中の女性像を描くことに挑戦された。ゲストも、女性芸人の大先輩であ

            落語日記 遊雀師匠の初挑戦

            第64回三田落語会 夜席 10月29日 文化放送メディアプラスホール 有名なホール落語会だが、私はこの日が初訪問。今まで、なかなか訪問する機会がなかった。会場で次回のチケットを販売していて売り切れてしまうので、なかなかチケットが入手できない会でもあった。今回、この会に遊雀師匠が初出演と知り、前売券を申し込んだら運よくゲットでき、この日の初訪問となった。 人気者同士の遊雀師匠と兼好師匠の二人会で、どんな化学反応が起きるのか。そんな期待を持って訪れた大勢の観客で盛況となった。  

            落語日記 さん喬師匠の落語体力は凄いのだ

             さん喬 双つ玉 ~橋場の雪・夢金~ 10月25日 浅草見番 この会場で年に一度のさん喬師匠の独演会は、今年で三回目。今回、初めて参加。この会は毎回ネタ出しで、演目選びにもひとひねりある。今回のネタ出しは「橋場の雪」と「夢金」の二席。この二つの噺は、いずれも冬の噺であり、会場のある浅草由縁の演目、地元隅田川を舞台とする噺だ。そしてこの日は、この二席の他にもう一席「鼠穴」を口演。 聴き終わって気付いたのが、これら三演目の全部が、夢落ちの噺だということ。夢落ち三連発、夢噺特集とな

            落語日記 演目の時代背景や歴史的背景などを丁寧に解説してくれた馬生師匠

            金原亭馬生独演会(第5回) 9月26日 日本橋社会教育会館 ホール 馬治師匠がプロデュースしている馬生師匠の独演会。江戸東京博物館の小ホールからこの会場に引っ越しして2回目の開催。回を重ねて5回目の今回、馬治師匠の出番は無く、受付など裏方役に専念。受付にいる馬治師匠に気付いて、びっくりされる来場者の方も多かった。私も受付などで、少しお手伝い。 今回は、馬生師匠が「茶金」をネタ出し。馬治師匠が真打昇進する直前の馬治育英会のゲストで馬生師匠に出演していただき、その際に掛けていただ

            落語日記 人間観察力と臨機応変力の凄さを見せつけた太福先生

            三遊亭遊かり独演会 vol.12 9月25日 お江戸日本橋亭 遊かりさん自ら主催している独演会で、毎回通っている会。本拠地を江戸東京博物館からお江戸日本橋亭に移して、今回が2回目。 この会のコンセプトは、遊かりさんが尊敬している先輩を毎回ゲストに迎え、その胸を借りて腕を磨こうというもの。今回のゲストは、遊かりさんのブログに「太福先生も、憧れの兄さんのひとりです。明るさ温かさ、率直さ、下のひとへのお優しさ。楽屋でのその姿勢が、そのまま高座に出ていらっしゃる所が何より素敵で」と書

            落語日記 真打披露興行で見事に実力を披露してみせた一蔵師匠

            鈴本演芸場 9月下席夜の部 真打昇進襲名披露興行 春風亭一蔵主任 9月24日 落語協会では、この秋に三名の新真打が誕生した。春風亭一蔵師匠、市弥改め8代目柳亭小燕枝師匠、小辰改め10代目入船亭扇橋師匠の三人だ。この同期の三人は、それぞれ個性豊かで人気者なのだが、新版三人集という人気の三人会を開催しており、三人揃ってのユニットとしても人気がある。 落語協会の披露興行では、同時昇進したメンバーは自身が主任を取る日のみに出演するのが慣行だったが、今回は新真打三人が、主任以外の日も連

            落語日記 テーマに沿った演目が並んだ落語会

            柳橋特選寄席 おとうさんといっしょ・日本の和芸 9月19日 柳橋・共和会館5階 連休最終日は予約を入れていた落語会。二日前の「扇に燕」の落語会の会場のすぐ近所、柳橋の貸会議室を利用して行われている会。 主催者の中村裕明企画の略称がNHKなので、毎回NHKの番組名のパロディでテーマを掲げている。この日は「おかあさんといっしょ」のもじりで「おとうさんといっしょ」と題して、父親と息子が登場する噺をネタ出しで「真田小僧」「片棒」「抜け雀」の三題というラインナップ。それぞれに異なる父子

            落語日記 本寸法な中堅と若手の二人会

            扇に燕 リターン 9月17日 浅草橋・須賀神社社務所2階 連休初日の土曜日、特に予定がなく、なんとなく東京かわら版を見ていたら、我が家の近所の浅草橋で開催のこの会を発見。二ツ目時代より応援している燕弥師匠が出演されるので、ダメ元ですぐに予約の電話を入れた。定員30名とあり、満席かもと思って電話したら、当日キャンセルが出て、なんと最後の1名に滑り込みという幸運。これも、燕弥師匠とのご縁というか巡り合わせなのか。 この会は、以前は駒込で「扇に燕 入船亭扇好と柳家燕弥の本寸法の会」

            落語日記 独自の道を模索している馬治師匠

            第24回 馬治丹精会 9月12日 日本橋社会教育会館 ホール 馬治師匠主催の独演会、裏方としてお手伝いさせていただいている会。前回からこの会場に引っ越しして、今回が二回目。丹精会の会場としても馴染んできた。この日も常連さんが大勢来場されていた。 今回のゲストは、動物ものまねの江戸家小猫先生。来年3月より5代目江戸家猫八を襲名されることが決まっていて、なかなかにタイムリーなゲスト。 この日も、受付等の裏方仕事の合間に、ロビーに流れるモニターの音声とときどき会場の扉の脇から覗き見

            落語日記 圓朝の連続物に寄席で挑戦した遊馬師匠

            池袋演芸場9月上席後半(5日間)昼の部 三遊亭遊馬主任興行 9月10日 遊馬師匠の主任興行の楽日になんとか間に合った。ネタ出しはしていないが、SNSでの書き込みを拝見すると、牡丹燈籠を連続物として掛けているとのことなので、楽しみに出掛ける。 日記を読み返すと、遊馬師匠を拝見するのは昨年の末廣亭3月上席の遊雀師匠主任興行以来の1年半ぶりとなり、そのときの演目は「近日息子」だった。今回は主任の高座なので、じっくり聴ける。   桂空治「寿限無」 前座さんは、本日出演される文治師匠の

            落語日記 滑稽噺の中にも、登場人物の人間像を深掘りしてみせた一之輔師匠

            第19回一之輔たっぷり 後援会主催落語会 8月31日 鈴本演芸場 余一会夜の部 毎年1月31日と8月31日の年2回、鈴本演芸場の余一会を利用して開催されているのが、一之輔師匠の後援会主催で会員限定の落語会。今年1月に開催された第18回に続いて参加。 一之輔師匠の独演会としては、私が通えている唯一の落語会。年に一、二度拝見できる貴重な機会になっている。熱心なファンが集っている会ならではの、一之輔師匠の表情や弾けっぷりを楽しみに出掛けてきた。 この日の余一会昼の部では、春風亭一

            落語日記 明治座の舞台で三者三様の高座を見せてくれたベテランの三人会

            あっぱれ!明治座 名人芸「匠の話芸 三人会」 8月21日 明治座 明治座では創業150周年記念で「あっぱれ!明治座 名人芸」と題して、落語や漫才、ラジオトークなどバラエティーに富んだお笑いのイベントが開催された。 三日間に渡って開催されたのは、「漫才協会ドラフト会議」と題する爆笑問題、サンドウィッチマン、ナイツ、青空球児・好児、他の人気漫才師の会。講談分野では「神田松鯉・阿久鯉・伯山 親子会」とこれまた講談界のビッグネームの会。このイベントの企画にも関わっている高田文夫先生を