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『照らすVOICE』の照らす解説 Vol.11

どうも。照らす担当 中佐真梨香です。
舞台照明のインスタレーションアーティストです。

“明かりだけ”の朗読劇 『照らすVOICE』
照明徹底解説!その名も照らす解説!Vol.11です。

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今回はヘンゼルとグレーテルです。お菓子の家が出てくるお話です。パンを道に落として迷子にならないようにするチルチルとミチルの青い鳥の話と混ざりがちです。お菓子の家に住んでいるのは魔女で、迷い込んできた子供たちに悪さをしようとするのが原作ですが、今回はいい魔女で子供たちが化け物の子という設定です。自らを悪いものとすることによって子供たちを守ります。

今回使用している機材はこちら
5P HEX
E3 Spot ムービングヘッド スポットタイプ
FPC
・電球

明かりは、冒頭と最後が同じ繰り返しのシーンで、SEがたくさんあったので細かくシーンチェンジして印象的になるように作りました。お菓子の家の表現はなかなか難しかったですが、色を4色使うことで可愛く作ることができました。ちなみに、この前の作品と被るためサムネでは電球なしにしました。
今回からセリフのテロップをつけなくなりました。前回の作品からテロップがあることで照明をじっくり見ることができないという意見をいただき早速反映させてみました。

この記事に書かれている解釈は決して正解ではありません。見てくれた人たちが思った解釈もまた正解なのでそれは大切にしてください。
照明家の中佐が勝手にこう思って作ったと言う備忘録に過ぎません。
また、専門用語は解説を入れますが、私の解説なので正確性は保証しません。
間違ってたり、これもわからないよってことがあったらコメントください。

それでは本編をご覧ください。

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