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10月13日 引越し業界は「アノ会社」の1強時代に!?

「ビジネス頭の体操」。普段の仕事を離れた「頭の体操」ネタに。
さらに問いや興味を広げたり、抽象度を上げて他への応用を考えてみたり…
さまざまな「頭の体操」に活用ください!
頭の体操のための質問例はこちら。

→引越し業界でなぜ1社だけが売上を伸ばし続けているだろうか?


引越しの日。明治天皇が京都御所から江戸城に入城、つまりお引越しされたことに由来して、引越専門協同組合が制定しました。

なんとなく、そんなので記念日、いいのかな、ということは置いておいて、引越業界、調べてみました。

広く物流という意味での市場規模はなんと24兆円!ECの拡大もあり、年々伸びています。その中で引越事業の市場規模は約4,000億円。そのうち、大手4社の売上が4割を超え残りを小規模の事業者が占めています。

上場企業であるサカイ引越センターの2022年度3月期決算説明資料から「業界の推移」データを転載します。

サカイ引越センター 決算説明資料

ちなみに、各種資料から類推すると、A社が日本通運、B社がヤマトホームコンビニエンス、C社がアート引越センター、と思われます。


ちなみに2020年3月期では、サカイ引越センターが売上を伸ばして1,000億円の大台を超えていますが、引越し関連業務との合計で、純粋な引越しの売上は900億円台となっています。
確かに電気工事・清掃・不用品の引き取り、引越しと一緒にやりそうですね…

サカイ引越しセンター 決算説明資料


サカイ引越センターだけが順調に伸ばしているようですが、業界の課題は以下の通り。実は参入は多いが退出も多い業界で参入障壁は高くないものの、「業界に打ち寄せる波」は高く、厳しい環境となっているようです。

サカイ引越センター 決算説明資料


すべてサカイ引越センターからの資料になって恐縮ですが、最後にチャネル別売上高をみてみましょう。思いのほか、インターネット経由の売上が高いことが分かります。

サカイ引越センター 決算資料


インターネットでは見積り比較サイト経由が多いようです。
引越しでは「引越し侍」のシェアが高そうですが、運営会社である、株式会社エイチームの事業も興味深いものがあります。


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめています。


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