「地下と天空のあやかし(劇団イヌカレーとシャルル・フレジェ)」-はしご美術館へようこそ
第1回 劇団イヌカレー・泥犬「床下展」×シャルル・フレジェ「YOKAINOSHIMA」
はしご美術館は、全く関係のない2つの展示からつながりを見いだすために生まれた美術館です。
ようこそおいでくださいました。
今回は現在開催中の2つの展示にフォーカス。
作家ユニット・劇団イヌカレーの1人、泥犬の初めての個展が浅草橋の「parabolica-bis」で開催されています。
劇団イヌカレーといえば、TVアニメ「魔法少女☆まどかマギカ」や「さよなら絶望先生」のアートワークでおなじみ。ダークでファンタジックな作風の作家です。
中はこんな感じでした。(風景のみ写真撮影可)
うす暗く、謎の朗読が響き渡る1室。おまけにドアの立て付けが思わしくないというおまけ付き。
扉を恐る恐る開くと……
「カラフルでキッチュ」という言葉は使い古されていますが、まさにそれ。
妖しくて可愛い、ちょっと手作り感のある世界はまだまだ広がる余地がたくさんありそうでわくわくします。洋服や着物なんかも作ってほしいです。
そして2つ目が銀座のメゾンエルメスフォーラムで開催中の「YOKAINOSHIMA」。
フランス人の写真家シャルル・フレジェが日本の神や鬼たちを撮った作品が中心となっています。
この写真と会場構成(松島潤平建築設計事務所)がおしゃれ!クールでスタイリッシュ。
写真の中の仮面神や鬼たちは、色とりどりの美しい着物や土地固有のちょっとしたおかしみで鑑賞者の目を釘付けにします。
お子さん連れが多いのも納得。
一方は仄暗い中のカラフルな妖しさ。もう一方は光がきらめく中のカラフルな妖しさ。
あなたはどちらが好きですか?
ではまた、ごきげんよう。
いつかエルメスのカレ(スカーフ)にイヌカレーデザインが登場する日を夢見て。
劇団イヌカレー・泥犬「床下展」
2016年4月8日(金)〜5月9日(月)
月~金/13:00~20:00
土日祝/12:00~19:00
入場料:500円(開催中の展覧会共通)
会場:parabolica-bis(パラボリカ・ビス)
住所:東京都台東区柳橋2-18-11
電話:03-5835-1180
2016年2月19日(金)〜5月22日(日)
月~土/11:00~20:00
日/12:00~19:00
(入場は閉館30分前まで)
入場料:無料
会場:銀座メゾンエルメスフォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-18
電話:03-3569-3300
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