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手話歌を作るときに大変なこと

こんにちは、くつばこ+のうたです。くつばこの桐陰祭の準備として、動画編集してたんですけど、4人が作るとそれぞれ全然違いますねー。できた動画は桐陰祭とともに公開されると思いますので、お楽しみに!
今日は交流会の第3回、一緒に手話ソングを作ろう!で感じたことの話をしたいと思います。

☆一緒に手話ソングを作ろう!

交流会の第3回は手話ソングをみんなでするという会でした。秦基博さんの『ひまわりの約束』の1番を手話ソングとして行うものでした。そこまで至るときの説明として、日本手話や対応手話の違いなどの説明も少しありましたが、今日は省略しますね。

☆手話歌の大変なこと①

手話歌は中間手話のように言われる、単語の語順は変えずに助詞を省いた手話で行います。そのように聞くと簡単な作業に思えます。しかし、これが意外にも難しい。『ひまわりの約束』このような歌詞を例にして話をしたいと思います。

そばにいたいよ 君のためできることが僕にあるかな
いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて 

これを手話にするとき、悩むポイントがあるのです。まずは「こと」をちゃんと単語としてあらわすかどうか。今回は「こと」が十分に長いこともあって、「こと」という手話をしても十分な時間があったのでやりました。しかし、充分な時間がなかったらどうでしょう。どのときは「こと」をしなくても通じるかどうかを考えて、大丈夫ならけずってしまう、逆に削ったら伝わらないのであれば全体として手話を変えてしまう、頑張って「こと」まで入れ込むの2通りの選択肢があります。これをうまく考えなければいけません。

☆手話歌の大変なこと②

もう一つ大変なこととして、時間が足りないだけではありません。「笑っていて」の「いて」が問題になります。これは解釈が2通り存在し得ると思ったからです。「君が笑い続けてほしい」という捉え方、「君が笑って(そこに)居てほしい」という捉え方のふたつが生まれます。これの解決策は3通りあって、今回は何もしないという解決策を取っていました。ここはテンポが少し早めなこともあり、「笑う」「ほしい」と表現しました。続けるか居るかどうかは見てる側に委ねたともいえるかもしれません。

このように、ある曲を手話歌にしても人によって様々な手話歌ができることを感じ取れたと思います。音声日本語を手話に翻訳することだと思えば、英語の書物が翻訳されると翻訳家によって全然違う作品になることがあるのと一緒に感じますね。「国語力」が試されるので自信のある人はやってみたら面白いと思います。では、また会いましょう! またね~!

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