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『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

今日は本紹介。ちょっと前に話題になった本です。

こんにちは、くつばこ+のうたです。サークルの同級生が、ジンを飲んだら酔ったとか言ってます。そりゃあ、強いお酒を飲めば酔いますよね。(まだ、ちゃんと酔ったことないので、感覚はよくわかんないですけど)

☆僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー

本屋大賞2019、ノンフィクション本大賞受賞の本です。イギリスの中学校に通う男の子を持つお母さん視点で書かれていて、私立の小学校から、公立の中学校に進学した子どもについて、様々な出来事が書かれています。もともとイギリスに住んでいた人も、ヨーロッパ系の移民、東洋やアフリカとかの移民。日本以上に様々な人が住んでいるイギリスで、どんなことが起きているのでしょうか。賢い男の子が、世界を達観してるようで、すごく悩んでみたりする様子が生き生きと描かれています。

☆アイデンティティは様々

この本の中にアイデンティティについて取り上げられたところがあります。アイデンティティって言葉は、聞いたことあるようで、あまりないかも知れないですね。例えば、うたがよくやる自己紹介だと、「東工大2年」とか、「経営工学系2年」が多い気がします。この2つの違いは、東工大以外でやるのか、東工大の中なのかです。つまり、周りが東工大生だとすると、東工大という紹介は「分かってるし」となります。だからこそ、「経営工学系2年」と所属を言うわけです。
そして、アイデンティティとは、自己紹介に似たものがあります。時と場合に応じて、使い分けられるのが普通なわけです。いろんなアイデンティティを持っていて良いんです。

☆1つに決めろという圧力

本には、「ブリティッシュ」か「ヨーロピアン」かどっちが良いのか議論が出てきています。これって、日本でもよく起こってますよね。「日本人(というアイデンティティを持つ)なら、〇〇するのが当たり前」みたいな発言とか。例えば、「静岡県民は自分たちのことばっかり考えずに、日本のためにリニアを通せ。」っていうのは、日本人というアイデンティティは静岡県民というアイデンティティより大事なことだろ的な意味といえるでしょう。でも、アイデンティティって場合によって良いものだと思うんです。海外に行ったら、静岡県民って言っても通じないでしょうけど、日本なら通じますよね。そして、日本人である前に、静岡県民であるって意識も、日本に住んでると必要になることもあるでしょう。だからこそ、その時々に応じて選べばいいと思うんです。

ということで、今日はアイデンティティの話を少ししました。もうちょっと取り上げたい内容があるので、またnoteにしたいと思います。個人的には、静岡県の先端を山梨県に編入してくれないかなってずっと思ってます。リニアを完成させるのは、南海トラフ巨大地震とかを考えると、真っ先に必要とされてると思ってるので。しかも、税金をほとんど使わずに作ってくれると言ってるわけですし。

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