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「発明家」楠浦の軌跡

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楠浦、および、発明塾で創出された過去発明や関連する情報を紹介しています。
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#楠浦の過去発明

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(6)~「小松製作所(Komatsu)」時代(番外編)

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(6)~「小松製作所(Komatsu)」時代(番外編)

コマツ時代、実は、IoT などという言葉がなかった時代に、

「IoT」

を実現しようとして、研究開発を行っていました。

今回は、それを紹介します。

● 「風車IoT」の着想を得る~「データ」は「権力」ここまで紹介した通り、コマツ時代は、風力発電関連の新規事業開発を担当していました。売るものがないと始まらないので、まずは、その開発と設計から、仕事が始まりました。

設計をしていて感じたこと。

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楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(5)~「小松製作所(Komatsu)」時代(続き2)

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(5)~「小松製作所(Komatsu)」時代(続き2)

コマツ時代には、他にも、以下の特許出願を行っています。

Google に図がなかったので、Astamuse のデータを使います。

細かいことは、専門的過ぎるので割愛しますが、

「オイルシール」

と呼ばれる、

「油が漏れないようにする、ゴムのパッキン」

に関する発明です。

「オイルシールって、なんやねん」

って方は、以下参照下さいませ。

NOKさん、お世話になりました。
(NOKと

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楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(4)~「小松製作所(Komatsu)」時代(続き)

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(4)~「小松製作所(Komatsu)」時代(続き)

以下記事で、コマツ時代の発明の紹介は ほぼ 尽くせているのですが、せっかくですので、特許情報の読み方を交え、少し深掘りしてみます。

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(3) ~ 「小松製作所(Komatsu)」時代

特許の

「被引用」
(↑特許庁による、特許被引用の解説PDFのURLリンクを埋めてます)

を見てみましょう。以下クリックいただくと、被引用のところにジャンプします。

25件ありま

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楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(3) ~ 「小松製作所(Komatsu)」時代

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(3) ~ 「小松製作所(Komatsu)」時代

川崎重工での

「オートバイの新機種開発(エンジン開発)」

の次は、小松製作所で

「風力発電に関する新規事業開発」

を担当しています。経歴の、以下の部分です。

「2002年から株式会社小松製作所にて、風力発電関連新規事業開発に従事、開発・設計・生産技術・営業を担当」

当時、転職市場(人材紹介)などは存在せず、転職は

「負け組」

という雰囲気でした(笑

私の場合は、大学時代の先輩のお

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楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(2) ~ 「川崎重工(Kawasaki)」時代(続き)

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(2) ~ 「川崎重工(Kawasaki)」時代(続き)

前回に引き続き、Kawasaki(川崎重工業)時代の話です。

私が発明者に入っている特許を紹介しつつ、当時の発明(?)を振り返ります。

●「表面処理」は、材料コストを下げるという「価値」を持つ1つ目は、以下です。

ひとことでいうと、エンジン内部のある部品が、

「焼き付かないようにする表面処理」

の発明です。

これは、川崎重工業の明石技術研究所(通称、明石技研)の方々との、共同研究成果で

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楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(1) ~ 「川崎重工(Kawasaki)」時代

楠浦と「発明塾」の過去発明紹介(1) ~ 「川崎重工(Kawasaki)」時代

企業内「発明塾」サービスで、様々な企業の技術者の方、および、企画(新規事業開発含む)の方々とお会いして、よく質問をいただく内容の一つに

「楠浦さん、過去、どんな分野の発明(製品開発を含む)をされてきたんですか?」

が、あります。

以下、経歴のページに、アバウトな説明はありますが、わかりづらいですよねー。

「川崎重工業株式会社にて大型オートバイのエンジン開発に従事。2002年から株式会社小松

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