過去になりゆく息と記録
より鮮明な、より濃い思い出を残したい。2023年の創作の気合いは、振り返ればそこだったように思う。けれど、2024年になって、空気全体の、部分的な、漂っているものの記録に取り組んでみたい気がしている。
生活空間には、同じ空気を吸って、吐いた記録が漂っている。個々人を生きながら、共存して、きっとどこかのタイミングで、前触れもなく遠くにいく。
「だから」残さなきゃ、と思っていたのが去年だった。過ぎ去っていく現在が、過去になっていくのが苦しかったイメージがある。(事実じゃないか