過去になりゆく息と記録
より鮮明な、より濃い思い出を残したい。2023年の創作の気合いは、振り返ればそこだったように思う。けれど、2024年になって、空気全体の、部分的な、漂っているものの記録に取り組んでみたい気がしている。
生活空間には、同じ空気を吸って、吐いた記録が漂っている。個々人を生きながら、共存して、きっとどこかのタイミングで、前触れもなく遠くにいく。
「だから」残さなきゃ、と思っていたのが去年だった。過ぎ去っていく現在が、過去になっていくのが苦しかったイメージがある。(事実じゃないかも。)
でも、ちょっと違うのかもしれない。
現在はずっと過去になりゆくけれど、過去は現在を生きるわたしたちをつくっている。ずっとここに生きているから、忘れてしまっても、それも美しいのかもしれない。
思い出せないけど、存在している。
そんな記録をやっていきたい。
伝えないことには、伝わらない。
意味が伝わらなくても、確かにそこにあったのだと、自分だけは知っている。
サポートしてくれたら、ラーメン食べるつもりです。時々食べるラーメン、おいしいよね。