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大坂なおみさんと共に。

こんにちは。

7月15日に公開した初めてのnoteを、たくさんの方が読んでくださったようです。ありがとうございました。

これからも、私の考えるところを悩みも葛藤も含めて、ありのままに
まっすぐお届けしていきますので、今後ともよろしくお付き合いください。

株主総会にて

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6月24日に、パナソニック株式会社の定時株主総会が執り行われました。

今後、パナソニックが進めてゆくさまざまな取り組みについてお話する中で、当社の企業姿勢を皆様に広くお伝えしていく、そのメッセージの担い手として、プロテニスプレイヤーの大坂なおみさんにブランドアンバサダーにご就任いただくことになったことについても発表いたしました。

通常、当社の株主総会でのプレゼンテーションでは、会社の業績の報告に続いて社長が会社の戦略について株主の皆さまにお伝えします。その中で広報の取組みに触れることはまずありません。

しかし、今回の株主総会は、私が初めて株主の皆さまの前に立つ場であり、「パナソニックをどうしたいのか」の私の考えをお伝えせねばならないと考えました。

だからこそ、少しでも私の意図するところを株主の皆さまにご理解いただくために、あえて私は大坂なおみさんの件も、株主総会という場で発表したかった。本気の思いをお伝えしたかったのです。

なぜ、大坂なおみさんなのか

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大坂なおみさんは、プロテニスプレイヤーとして大活躍をされていると同時に、「社会を少しでも良くしたい」という情熱と勇気をもって、自身の思いを発信されていらっしゃる。

大坂なおみさんのことは、かねてより、社会の “一般的な常識や規範” に縛られることなく、臆せず、正直に、勇気をもって、自身の考えを発言されている方で、「すごい方がおられるなぁ…」と感心と尊敬の念をもっていました。

そんな折、ブランド部門から「プレイや素直な発信で世界に勇気や感動をもたらしている方」という意図から、パナソニックとして大坂なおみさんを全面的に応援したい、とのパートナーシップ提案をもらいました。

「そんなんアカンと言うはずないやろ」と、即断即決しました。

私が考えるパナソニックの目指したいものやありたい姿と、大坂さんの活動にシンクロするものを感じ、大坂さんしかいない、と思いました。

手紙を書いた

今はまだ直接お会いできないこともあり、私は大坂さんに私自身の思いを伝えるために手紙を書くことにしました。

手紙には、なぜ私が、大坂なおみさんに強く共感しているのか、下記のような内容を率直に書きました(実際の内容は、大坂さんと私の間だけのやり取りとさせてください)。

• 自分のことだけでなく、社会的弱者や、助けが必要な方々への想い溢れる行動や発言をしていらっしゃること。

大坂さんは、ご自身の役割を認識し「理想の社会」を目指してアクションしておられる。「理想の社会」に向けた貢献を果たしてゆくという当社の存在意義と照らしても、大坂さんの姿に強く共感し、学ぶところも大いにあると感じています。

• どんなときも気迫あふれるプレイに徹しており、世界を元気にしていらっしゃること。

会社にも良いときもあれば悪いときもあります。どんなときでも覚悟を持って全力で勝負する、その姿勢と一貫した行動に強く共感しています。

• 変化を恐れず、進化を求め努力し続けていらっしゃること。

高みを求めあくなき努力を続けねばならないのはスポーツのみならず会社とて同じです。大坂さんと共に、お互いに良い刺激となりながら、現状に満足せず、常に「もっといいやり方」を求め、体当たりで実践し続けていきたいと思っています。

共に進む

彼女のストレートなメッセージは、時にその真意を世の中から正しく理解をされないことがあるかもしれません。

しかし、私は、彼女のメッセージは、間違ったものではないと信じています。

株主総会でお披露目した映像は、「世界を 元気に。くらしを 理想に。」「きっと 理想は現実になる」というメッセージで締めくくっています。これは、パナソニックのみならず、大坂さんの思いをも凝縮した言葉になっていると思います。

たとえ苦しい時でも、互いが邁進する姿を見て、励まし合い、高め合い、一緒に理想の実現に向けて歩んで行きたい。そう考えています。

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女子テニスが始まっています。

大舞台で鋭いサービスエースやリターンエースを何度も繰り出されるのを拝見していると、日々相当な努力を積み重ねてこられたことはテニスに詳しくない私でもよく分かります。

彼女の努力の結果がこれからの試合でも存分に発揮され、期間中にテレビを通じて、何度も私たちに勇気と努力することの大切さを教えてくれることを期待しています。

私自身が競技場で応援できないことは大変残念ですが、いつか、直接大坂さんにお会いしてこれからの私たちの挑戦について大いに語り合いたいと思っています。




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