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【実体験から考察】幽霊は存在するのか?

日本には百物語といった怪談話で盛り上がろうってな伝統的な座談会なんかがあるように、昔から日本人は心霊現象だとか怪談話だとか都市伝説だとかUMAだとかそうした摩訶不思議な話が大好きなわけです。

最近はそうでもないようですが、私が子供の頃は心霊だとかUMAだとか、そういった類の番組が非常に多く放送されていて、そういった番組がテレビで流されるたびに教室では一番の話題になったりしていたわけです。

特に女子なんかは心霊現象なんかの話を好む傾向が強く、心霊番組だけでは満足できないのか、心霊写真が載った書籍なんかまで教室に持ち込んで嬉しそうにキャーキャーいっていたりしたモンです。

ところで……

実際の話、幽霊っているんでしょうか?

例えば幽霊が出そうなトコって言えばお墓なんかがあります。

真夜中の人里離れた山中にあるお墓……
ロケーション的にはいかにも幽霊が出そうって雰囲気がします。

私の親戚の果樹園が、まさにそういったスポットにあったんですよ。

その親戚の果樹園に泥棒が来て収穫直前の果物をごっそりと盗られたんです。

私、その話を聞いて盗人に対して無性に腹が立ったんで、翌年の同時期に一週間ほど山中でパトロールしていたわけです。

パトロールって何をしていたかと言えば山を周回する山道を夜間ずっと1人で歩き続けていただけなんですけどね。

ちなみに真夜中の山道って静かそうに感じますが意外と騒々しいわけです。

例えばパトロールしている最中にしょっちゅう自分のすぐ目の前に山肌の茂みとかから急に何か飛び出して来たりするわけです。
「すわっ!?犯人か!!」
ってな風に思って咄嗟に懐中電灯で照らしながら身構えると数匹の野犬の群れだったり狸だったりイノシシだったりってな感じです。

盗人ってカンが良いっていうか、現場である果樹園なんかで張り込んでいても現れないワケなんです。

おそらく下見というか周辺から一定時間監視しており、大丈夫だと判断すれば犯行に及ぶって感じなんじゃないかと思うんですよ。

ですので周辺をパトロールして犯人を先に見つけて、こちらが逆に犯人の行動を監視するって感じに持っていき、犯行に及んだ瞬間に警察に通報するなり捕まえるなりしたかったわけなんです。

おっと、話が逸れて行ってますね。

何が言いたいかっていうとパトロールの際、山を周回する山道周辺には
お墓がいっぱいあったにもかかわらず、ましてや夜中に山中のお墓って
いかにも幽霊が出そうな場所を一週間もの間、日没から翌日の日の出までという時間帯に、夜間ずっと歩いていたにもかかわらず幽霊って一回も見なかったんです。

ですのでどれだけ人里離れた山中にあるようなお墓であっても、ましてやそこいらの寺院や霊園なんかにあるお墓に幽霊が出るってことは無いんじゃないかって思うワケなんですよ。

でもね……

幽霊自体は存在するのは間違いありません。

なぜそう言い切れるかっていうと、私が実際に見たことがあるので、絶対に居ると自信をもって言えるのです。

『幽霊の正体見たり枯れ尾花』
ってな言葉があります。

真夜中に人通りが絶えた寂しい暗い道なんか歩いていると、恐怖心なんかも相まってススキの穂といった何でもないモノでも幽霊に見えることがある
ってことなんですね。

あるいは夢か現(うつつ)か判断しづらい状態、例えば寝ボケていたり、酩酊状態にあったりといった、薄ぼんやりとした精神状態にある時なんかに
幽霊を見たって思い込むこともあるんじゃないか……と思うワケなんです。

そうしたボーっとした状態にあったにもかかわらず『私!幽霊を見たんです!!』なんて言われても「寝ぼけてただけでしょ」ってなモンで流石にちょっと信憑性に欠けるわけです。

ちなみに私が幽霊を目撃したのはそういった状況とは全く異なっていたわけなんですよ。

なんせ私が幽霊を見たのは朝なんです。

学校へ行こうと自宅裏の自転車置き場に行った所、目の前に幽霊が立って居たのです。

「学校に行くぞ!!」って気力が充実していた朝の時間帯ってことで頭は最高にシャキッとした状態だったんで『幽霊の正体見たり枯れ尾花』『寝ぼけてただけでしょ』ってな感じで錯誤するなんて有り得ない状況だったのです。

ちなみにその幽霊……

つい最近亡くなったばかりの曾祖母でした。

その日は曾祖母が亡くなって、ちょうど49日目の朝だったんです。

まずは曾祖母のことを少し話したいと思います。

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