見出し画像

「考える」より「動く」

昨年9月に社会保険労務士登録(その他)とキャリアコンサルタント登録を受けました。
10か月経過した今、「社労士・キャリコンの仕事をしていますか?」と問われた場合、答えは【No】です。

まず最初に登録後の10か月間を振り返ります。

2023年9月 社会保険労務士・キャリアコンサルタント登録
10月 母校の社労士会入会、ACCN入会
11月 NPO生涯学習(LEC母体)入会、給与計算実務能力検定1級受検
---
2024年1月 社労士県会 新規開業者向けセミナー受講
3月 年金相談員研修会受講
4月 キャリアコンサルタント講座 サブ講師業開始
6月 社労士講座 制作スタッフ業開始、県支部会 研修参加

当初計画では2024年7月に社会保険労務士事務所を開業するつもりでした。が、ご覧のとおり今のところ別の路線を歩んでいます。

「社会保険労務士事務所開業は止めたの?」
その答えも【No】です。ここまでの経緯と今後の見通しについて話していきたいと思います。

「越境学習」

最近注目されている「越境学習」。「従業員が企業・部署といった組織の枠を超えて新しい環境に移動し、知識・ノウハウを学ぶ活動」として、経済産業省が推奨する社内満足度向上の施策です。「社外留学」とも呼ばれます。
社内部署異動、他企業出向、NPO参加・ボランティア・社会貢献が最たる例ですが、副業解禁も「越境学習」の一類型とされます。

弊社も2023年4月より、副業原則解禁となりました。副業せずに本業での自己実現を希望しましたが、叶う見込みが乏しいため、会社許可を得た上で「越境学習」の一環で複業(副業)の求職活動を行いました。

私は新卒入社以来30年、一度の転職もせず現在に至っています。「キャリアコンサルタントなのに、自分の履歴書や職務経歴書をまともに作成できないのは恥ずかしい…」
ということで、キャリコンで得た技能をブラッシュアップする場として、複業の求職活動に挑みました。

  • 資格学校4社へ応募

  • 書類選考通過率100%

  • うち2社から採用内定

  • (業務委託契約を希望するなど、正社員採用と同一には語れませんが、年齢等の割には高評価いただいたのかな、と自己分析)

そのような背景から、以前から興味・関心があったキャリアコンサルタント講座サブ講師業と社労士講座制作スタッフ業を始めました。

「考える」より「動く」

複業の求職活動は、ほぼ無計画に興味・関心の赴くままの挑戦でした。
「ダメだったら別の道を考えよう」
「ありのままに行動していればいつかは最適な所に落ち着くだろう」
安易な発想で求職活動に臨んだのが逆に良かったのかな、と思っています。

本来的な社会保険労務士業・キャリアコンサルタント業に一向に近づく気配はありませんが、この歩みは間違っていなかったと確証しました。
というのも、長年1社で事務職の私には、社外の人脈は乏しい現実があります。「人とつながる」活動がたいへん重要だと強く感じる一方で、開業前後の人脈作りのイメージが持てず、少し悩んでいました。

キャリコンサブ講師と社労士制作業務は、興味・関心があったことが最大の決め手でしたが、「人とつながる」上でたいへん有用な機会と後に認識するようになりました。
キャリコン主講師の方は実務家ばかりで人脈が広い、社労士講座制作業でも有名講師と接点を持つことができました。
自分の頑張り次第で関係者の皆さまに引き上げていただけるかもしれない、そう思うと複業にも気合いが入ります!

考えていても事態は進展しない。
人脈づくりについて、内向的性格であっても、(沢山の人とつながるという発想を転換させ、)顔の広い方と接点を持ったなら、チャンスが広がる!

なので、開業云々よりも、知識経験研鑽よりも、まずは「つながる」を意識し、「考える」よりも「動く」を実践する。
それが登録10か月の現在、打ち出した私の方向性です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?