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「SNS医療のカタチ」を知らない人が最初に読むnote 【だから、ぼくはヒーローになれない episode 26】

こんにちは、イイジマケンジ|kushamiです。

みなさん、「SNS医療のカタチ」のこと知ってますか?
今日は、先日YouTubeでライブ配信された内容がめちゃくちゃ面白くて、感動して、「これはみんなにも見てほしいぞ」ってことでnote書きます。

「SNS医療のカタチも知ってるし、病理医ヤンデルもTwitter界で有名、ほむほむ先生も子どもをもつママパパ界で有名、けいゆう先生もNHKのフェイクバスターズ出てるくらい有名、大塚先生もB'z界で有名。だからおまえに言われなくても知ってるわ」という人は読み飛ばしてかまいません

今回は知らない人向けに書きます。
普段の生活で医療についてあまり実感がわかないひと、どちらかというと、働き方や考え方、スキルアップ、などそういった内容に興味のある人を対象に書きます。

「おれには医療とかヘルスケアとかプライベートとか仕事でも関係ないし」と思っている人がたくさんだろう。医療に興味なくても、彼らの本質的な言動に心揺さぶられるから、すぐにTwitterをフォローして、(ほぼ)毎週日曜にライブ配信しているYouTubeをみるべきと思っているので、こうして書きます。

ただただ知ってほしいし、もっとこの活動が広がればいいのに、という想いだけで書きます。

SNS医療のカタチのキーワード=”やさしい”

そもそも「SNS医療のカタチ」とは何か。そして何者か。

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簡単にいうと

有志の医師が集まって医療情報をやさしく(優しく・易しく)伝える活動。
SNS医療のカタチ noteより抜粋)

ちょっと難しくいうと

医師と患者(家族)、患者と家族・友人、医師と看護師・薬剤師などの間で医療に関する情報が今まで以上に適切に交換されるよう、医療コミュニケ―ションについての啓発活動を行う、SNS時代の新しい医療の啓蒙を行うプロジェクト。所属に、大塚篤司先生、けいゆう先生、ほむほむ先生、ヤンデル先生など。
医療マンガ大賞より抜粋)

先生たちの活動の目的は大きくわけて下記の3つにまとめられる

SNS医療のカタチ

ここまで読むと「医療のことだから、健康な自分とは関係ない」と思う人もいるだろう。だけれども、ここから先、もう少しだけ読んでください。

医師は”人”であることに気付かされた

SNS医療のカタチを知ってから、「こんなに距離感が近い医師って、もしかしたら初めてかもしれない」と思えた。
そして、僕は「医師は”人”である」という根本的なことに改めて気付かされたのだ。

医師と会う瞬間なんて、あんまりない。診察にいっても、たぶん長くても5分くらいしか喋らない。「医師」と「患者」というキャラクター(役割)を纏った上でしかコミュニケーションをとらない。
だから、そもそも先生たちが普段何をやっているのか、どんなことを考えているのかなんて知る由もなかったし、僕が普段何をしている人かなんて知ってほしいとも思わなかった。とても遠い存在だった。

それが、だ。
SNS医療のカタチのYouTubeをぜひ見てほしい。ものすごく距離が近いのだ。別に距離が近いからといって、話がチャラい、とか、テキトー、とかではない。やさしさに溢れているのだ。

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SNS医療のカタチONLINE YouTubeチャンネル)

雑談のようにみえて、実は本質的な話をしている。
内容は医療・医療コミュニケーションについてなのだが、伝わる想いは医療の話ではおさまらない。一人の人間としての矜持に触れたような感覚になる。

SNS医療のカタチのみなさんの話を聞いているとき(記事を読むとき)は、内容を理解するのもそうだが、「自分(PRパーソン)の業界・仕事だったら」と自分の立場に置き換えながら話を聞いていることが多い。
「腑に落ちる」のだ。

だから、はじめて僕は「医師も”人”なんだ」と思い知らされたのだ。

30分間のYouTube Liveの衝撃

特に、先週末におこなわれたYouTube Liveは衝撃だった
彼らのYouTube Live「SNS医療のカタチONLINE」は(ほぼ)毎週日曜21時より30分+αというコンパクトなカタチで開催されている。毎週テーマは変わっていて、僕たちにとっても身近なテーマが選ばれている。医師との付き合い方だったり、コミュニケーションに関する話もある。

今回のゲスト内科医の國松淳和先生が「ストレスと自律神経」をテーマだった。まず國松先生の話がわかりやすい。ストレスと自律神経の関係の全体イメージが頭にすっと入るように説明してくれて、衝撃だった。國松先生のこと、もっと早くから知っておけばよかった。
※國松先生はSNS医療のカタチのメンバーではない。

そして國松先生のプレゼンテーションのあと、SNS医療のカタチの各メンバーが感想や國松先生への質問などを通じて、さらに話を拡張および深化させていくのだ。補足説明だったり、違う視点から質問したり。

ここで重要なのは、全部「やさしい」のだ。
この「やさしい」は2つある。
・「優しい」→誰かが傷つく構図にならない。
 誰が良い悪いか、正しい正しくないか論ではなく、お互い(例. 医師と患者)が近づくことを主眼に置いている。
・「易しい」→医療に詳しくない人でもわかりやすい。
 一般的な言葉や例え話、比喩をつかって話をしてくれる。難しかった部分を解説してくれる。

たぶんこの「やさしい」というのは医師ならではの能力だと思っている。「言葉にできない感覚知みたいなものをやさしい言葉をつかって誰に対してもあてはまるように話をしてくれる」
それは様々な相手、シチュエーションで何百人、何千人と即座のコミュニケーションをとらないといけない職種であるからこそのスキルなのかもしれない。相手にとっての「やさしい」の距離感をすぐに測り、アジャストしていく。

”非医療”である僕らもどんな職業でも少なからず他人とのコミュニケーションが必要になってくる。彼らが使う言葉遣いや話し方、その裏にある圧倒的な”相手を想う気持ち”は盗むべきものである。

21世紀は病気を”コミュニケーション”で治す時代

そもそも、彼らがなぜこのような活動をおこなっているのか。そもそも、医師であるなら診察室の中だけで患者さんを診ればいいだけなのではないか?

実は、そうではない。
もうこれは社会の大きな流れなんだけど、医療情報が身近になったぶん、その取り扱い方に慣れていない僕たち生活者は”医療との向き合い方”を自ら知っておくことが大切になってきたのだ。

SNSが医療にもたらした功罪がある。

SNSが医療にもたらした”功”
・医療情報が容易に取得できるようになった。
・医療従事者の顔が見やすくなり、安心感が生まれる。
SNSが医療にもたらした”罪”
・信憑性のない情報(≒デマ・謝情報)が乱立する
・情報格差の拡大=情報取得の得手不得手によって、信頼できる情報・自分にとって適切な情報に届かないリスクがある。

SNSが情報流通の主流となった21世紀だからこそ、医療のカタチもどんどんと変革しなければならない。従来の医療=病院の中だけ でとどまっては間に合わない時代がきているのだ。

これはPR会社のボスの言葉の受け売りであるが、
「20世紀は病気を”薬”で治す時代だった。21世紀は病気を”コミュニケーション”で治す時代になる。」
この言葉は、ヘルスケアのPRに関わるスタート地点となった。

おそらく、SNS医療のカタチの4人も、自分たちの活動を「治療の一部」として考えられているのかもしれない。

”医療コミュニケーション”の話をサステナブルに継続することがPRパーソンとしての責務

これからSNS医療のカタチの取組みをより大きくすることも重要だが、より大切なことは”この取組を継続し、次世代の医療従事者にバトンパスする”ことであると考える。

医療コミュニケーションはゴールがない。時代によってその様相も変化する。だからこそ、常にアップデートしていかないといけないし、この4人だけに頼っていてはいけない。多くの医療従事者、そして、僕たち生活者が相互理解して歩み寄ることで、よりよい医療の時代を迎えられるだろう。

そのためにはこの活動が”サステナブル”であることが重要だ。

サステナブルにするためには、工数もかかるし、お金もかかる。それをうまく循環できるようなシステムをつくることが、僕らマーケティング・コミュニケーションをやってきた人間としての責務であると考えている。

別にお金儲けをするのではない。ただ、SNS医療のカタチに協力している多くの人が延々と無償の愛でやり続けることにも限界があるのは確かであるので、そういった人たちも無理なく活動できることが大切である。(まあ、それでできるのがなによりではあるが)
少しでも関わる全ての人がWIN-WIN-WINになるようなカタチをつくることを構築していく必要がある。

僕自身も、別にSNS医療のカタチのメンバーではないけれど、共感した人間であるからこそ、なにかヒントやサポートになるようなことがあったら積極的に関わっていきたいと思う。

フォローしておいたほうがよい・見ておいたほうがよい記事

もっとSNS医療のカタチの紹介をしようと思って書き始めたんだけど、僕がnoteでどうこう書くより、それぞれの記事や動画などで雰囲気を掴んでもらうのが手っ取り早い。

こういう流れで読んだらいいよ、っていうおすすめを下記にまとめてみる。
たぶん、読んでいくと、関係している人たちとのネットワークがさらに拡がっていく。途中から糸井重里さんも出てくるし、SHARPさんも出てくるし、漫画家のおかざき真里さんも出てくる。どんだけネットワークが拡がっているんだ。

①SNS医療のカタチ note 第1話「noteはじめました」
→SNS医療のカタチの大塚先生が書いたnoteだ。この文章の空気感だけでも色々わかる。

②SNS医療のカタチTVウラ話
→病理医ヤンデル先生と、Twitterで犬のアイコンで有名な編集者「たらればさんのチャット形式の記事だ。16記事あるが、今回はSNS医療のカタチメンバー登場回だけ載せておく。ここは編集者たらればさんのファシリテーション力に圧倒されてしまう。編集力ってすごいと驚愕する。

医療情報とインターネットの具体的な話がわかりやすくまとめられているwithnewsの記事も載せておく。

③SNS医療のカタチのメンバーのTwitterアカウント
→ストック型の情報もあるが、フロー型の情報も大切なので、リアルタイムで確認するなら各メンバーのTwitterアカウントをフォローしておくことをオススメする。とにかくゆるさが絶妙だ。

SNS医療のカタチ公式

大塚篤司【医師・医学博士】

ほむほむ@アレルギー専門医

外科医けいゆう

病理医ヤンデル




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