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ドイツもコイツもクセスゴや 〜前編〜
初めまして。つぼみんです。
クセスゴエッセイ筆者とは大学時代からの付き合いです。もう十ウン年になります。
今回クセスゴエッセイ・スペシャル企画ということで、このような機会をいただくことができ、僭越ながらも大変幸甚に存じております。
こんな風に文章を書くのはmixiで黒歴史ポエムを量産していた頃以来です。
実に10年以上ぶりの拙文ではございますが、お付き合いいただければと思います。
クセスゴについて語りたいことは山ほどありますが、今回は私たち最大の遠出ドイツ旅行を、私つぼみん目線で振り返りたいと思います。
ドイツ旅行 【another side】です。
クセスゴの記事も併せて読んでいただければ、解像度がより高くなることと存じます。
気に入っていただけた内容はコメントいただけると、クセスゴが記事にしてくれます。
知らんけど。
㎗ freshly baked?
freshly baked? 〜焼きたてですか?〜
焼きたてのプレッツェルを求めて、事前に「焼きたて」の英訳を習得。
クセスゴが恐らく旅行中で最も多く発した言葉です。
「1秒でも早くかぶりつきたい」
パン屋を見かけるたびに彼女は果敢に「freshly baked?」を連発し、時には「yes」と答えつつ冷えプレッツェルを渡すテキトースタッフに出くわしたりしながらも、ついにケルン駅構内のパン屋でfreshly bakedな熱々プレッツェルを手に入れることに成功していました。
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㎗ first spring, second return summer
㎗ dancing on the okonomiyaki
ドイツ人にカツオ(しかも初鰹と戻り鰹)をどうしても説明したいクセスゴの言葉です。
いや、わかるけど。
アイムジャパニーズだからわかるけどな。
ちょっとやそっとでは諦めないのがクセスゴの良いところです。
ボディランゲージも全力で駆使し、熱さで踊る鰹節を全身で表現していた姿は忘れません。
ドイツ人には伝わっていなかったです。
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㎗ 急にスラスラ読める
Do you have weizen?
白ビールある?
Do you have weißwurst?
白ソーセージある?
Do you have sweet mustard?
甘いマスタードは?
鰹節の説明で苦戦を強いられたクセスゴですが、得意分野のビアホールになると急にネイティブばりにドイツ語を理解し始めます。
英語もグイグイ話します。
急に発音も良くなります。
それまで「ドイツ語全然わからへん🥺」とか言っていたのは前フリだったのでしょうか?
きっとドイツ語の勉強などしていないはずなのに、酒飲みの血がそうさせているのでしょうか、圧倒的な理解力でまるで行きつけの居酒屋のようにその場を支配していました。
お店で使ってる塩コショウ買えるか、とか店員さんに聞いてました。
絡み方の癖が強い。
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㎗ マイン川クルーズ
ヨーロッパでクルーズ。
響きがもうすでにおしゃれです。
クセスゴに勝るとも劣らない癖の強い日本人とうっかりずっと話してしまいました。
せっかくドイツに来たのに。
クセスゴはカメラを向けると非常にいい感じにバリエーション溢れるポージングをしてくれます。
仁王立ちでピースしかできない私はひたすらクセスゴのポーズを真似させていただいた結果、同じポーズした2人が交互に出てくるという何ともシュールなカメラロールが出来上がりました。
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㎗ 言ったもん勝ち
クセスゴはおっさんキラーです。
隙あらば現地のおっさんとツーショットを撮っています。
ケルンのFrüh Shoppen(わんこそばみたいにビールがどんどん注がれるという噂の店)では店員さんのビールを運ぶ便利アイテムを持たせてもらったり、本当なら買わないといけないはずのグラス(自分たちで使った分ではありますが)をもらったりしました。
そんなことある?
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㎗ プチプチ
ケルンの雑貨屋さんでトキメクお皿に出逢ってしまったクセスゴ。
「どうしてもお皿を日本に持ち帰りたい、でも長時間フライトで割れてしまうかもしれない…」
そんな悩みを解決するため、クセスゴは店員さんに緩衝材を貰うべく直接交渉しに行きました。
ここは酒場ではないので彼女の特殊能力(急にドイツ語の意思疎通できる)は本領を発揮しません。
I want to fly to Japan with dishes.
わたしは日本まで空を飛びたい。この皿と共に。
しかし精一杯のボディランゲージと英語と強い気持ちで、なんとお店の余ったプチプチを貰うことに成功していました。
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㎗ 爆イケ電車男
ICE(ドイツの新幹線的存在)内では大きなスーツケースは座席上のラック以外に置く場所を見つけられず、2人して頑張りましたがドイツ仕様のラックの高さに困難を極めていました。
そこに颯爽と現れたのは現地乗客のナイスミドル。
言葉は通じなくとも私たちの困った様子を見て、助けに来てくれました。
まずは私のスーツケースをラックに上げてくれました。
ありがとうナイスミドル。結婚してください。
次にクセスゴの番ですが、普段は割とミニマム思考なのに旅行だけやたら荷物が増える彼女、スーツケースがまさかの20kg(私のは10kg)でナイスミドル驚愕。私も驚愕。クセスゴも驚愕。
しかしナイスミドルは「持ったからには持ち上げてみせる!!俺の責務を果たす!!」という感じで20kgのスーツケースを見事ラックに上げてくれました。
かっこよすぎです。ドイツの煉獄さんです。結婚して欲しいです。
無事に着席した後は、クセスゴが持ってきてくれたチェスを楽しみました。
しかしまさかのクセスゴ秒速でチェス飽きる。
1回戦で終了しました。
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後編へ続く。
後編はコチラ↓
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