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スウェーデンに住みたくなった話

以前、一人目出産後にこんな本を読みました。


こちらはオランダですが、
以来、最近は子育てに関する本、なかでもスウェーデンの子育てに興味があり、最近、スウェーデンの子育てに関する本を読みました。
今回は、スウェーデンに住みたくなった話としてのきっかけと、メリットデメリットをご紹介します。

スウェーデンに住みたくなったきっかけ


本は、こちらの2冊を読みました。
あと一冊購入し、これから読もうとしています。

スウェーデンといえば、皆様家具でお馴染みのIKEA、お洋服のファストファッションブランドとして有名なH&M、バッグやレインブーツ、最近ではムック本としてもあるモズあたりを思い浮かべるのではないでしょうか。
かくいう私もそのうちの一人。IKEAはいつ観てもわくわくするようなおもちゃ、配色がきれいな家具ばかり。

スウェーデンってこんな家具や、ファストファッションでもかわいいお洋服ばかりでいいな〜なんて思っていました。

スウェーデンに住むメリット

実際、日本と比較してになりますが子育て家庭には住みやすい環境だったり、ジェンダーにおいても夫婦共働きは当たり前、休暇も長くあるそうです。

なかでも気になったのが、
約5週間の年間休暇があること。
年間休暇に関しては日本もあるじゃん、と思いますよね。
これが、病気で休んだりする日はまた別の休暇があるということ。
病気で休む一日目は無給ですが二日目からは給与の80%支給されて休める。
…5週間の休暇から減らない!!
他にも休暇が有り、減ることがない…!なんて素晴らしいんでしょう。
夫婦ともに働きやすい環境が既にある。
では5週間の休暇はというと、雪国のスウェーデンでは皆夏にまとめて休暇を取るそう。
休暇の時期が重なるため、街で働く人が少なくなるんですって。つまり社会全体でお休みする期間なんです。
日本にもあって良いのでは…?夏暑いし。冬寒いし。(笑)

また、育児休業は最大480日あるそうです。一年半、それまた普通じゃん、となりますよね。
480日は「夫婦で」取得出来る日数です。
また、働いている日の取得日数なので、週5日働いているとしたら1年10か月取れる計算に。
本にもありましたが、スウェーデンでは夫婦ともに働くのが当たり前なので、母が長く取得すると社会でキャリアを積むのが難しくなるので、夫婦ともに取得する仕組みになっているそうです。男性の取得率は約90%だそう。素晴らしすぎます。

仕事から帰宅も、基本17時。
紹介した本の著者、久山さんの場合は会社から自宅まで車で15分程度なのでみんなで食事が出来て、子供と遊ぶ時間もあるそう。
夫が家事を行い、子育てに積極的に参加することが当たり前だそうです。

また、ベビーカーでどこでも行けるそう。バリアフリーな場所ばかりだそう。
スウェーデン、北欧と呼ばれるだけあって冬は雪が積もる地域。
ベビーカーも雪国使用らしいです。
なのでデカい!らしいです(笑)

私が中でも最も気になったのが、家庭内でも学校でも、どこでも子どもへの体罰が法律で禁止されているということ。
しつけの意味で頭を軽く叩いても処罰の対象です。

「子どもは世話と安全と質の良い教育を受ける権利がある。子どもはその人格と個性を尊重して扱われるべきであり、体罰やその他のいかなる不快な扱いを受けてはならない」

井浦ふみ「こどもと暮らす北欧スウェーデン」より引用

1958年に学校での体罰、1979年にすべての体罰を禁止する法律ができているとのことで、既に半世紀前に学校での体罰禁止があることに驚きました。
道で叩いている人をみたら誰もが警察に通報して良いのです。他国の旅行者も例外ではありません。
日本に住む私からしたら最近も育児放棄や体罰で命を落としているニュースを見かけ、日本でもスウェーデンでの日常が当たり前になる世の中にしたいし、私自身もしつけについて考えさせられました。

スウェーデンに住むデメリット

こんないい暮らしならデメリットなんて…と思いますよね。
上記の本では、メリットだけでなくデメリットも紹介してくれていました。

まず取り上げるのは医療。
本の出版が2019年、2020年の初めとコロナ禍前ではありますが、医療についてはちょっとやそっとの風邪では病院には行かないそう。
病院に行くにも急を要する内容かを医療センターに電話で伝えて予約するそうですが、なかなか手強い?みたいです。
5歳まではBVCという乳幼児保健センターでお世話になるそう。

また、電車の遅延は当たり前だそうです。
本の著者はスウェーデンでもストックホルムの郊外にお住まいの方と、スンツヴァルという北部にある都市にお住まいの方で、スンツヴァルにお住まいの方は電車が遅れて空港での待ち合わせに遅れてしまったりが頻繁だそうです。
遅れる時間も2時間らしいので、日本では考えられないですね(笑)

他にもあるけど是非本を読んでみて

いろいろつらつら書きましたが、他にもメリットデメリットがありました。
非常に魅力的な国ですので、読んでみてはいかがでしょうか。
ちょっと住んだ気になってみてもよいかもですね。

ちなみに次に読む本はこちら


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