ネットには書かれない理想的なオーダースーツを注文する方法
「仕事などで着るスーツをこだわりたい」
と思われる方の中には、自分の体に合う
一着を求めてスーツをオーダーしてみようと
考える方も多いのではないでしょうか。
僕もそういった考えを持っていたことに
加え、細身の特殊体型ということもあり
さまざまなお店でスーツをオーダーして
きました。
ネットに書かれたおすすめのお店や
よいお店の見分け方を参考に
巡りましたが、期待が外れ
捨ててしまったスーツも数着あります。
せっかくオーダーした末に期待して待った
一着がかっこよくなかった時のガッカリ感は
なかなかのものです・・・。
そんな経験をもとに僕がスーツを
オーダーするにあたって大切にしている
ポイントを書いていきたいと思います。
参考になったらとても嬉しいです!
①スーツの使い方をイメージしておく
スーツというと一般的には
グレーやネイビーの色でカチッとした
シルエットのものをイメージする方が
多いと思います。
ただし、近年はオフィスカジュアルや
クールビズなどカジュアル化の風潮が進み、
「いかなる状況でもカッチリした
スーツを着ていればよい」
という時代ではなくなりました。
そればかりか「カッチリスーツ」を
着ているだけでお固いイメージを
持たれてしまうシチュエーションすら
あるくらいです。
オーダースーツ屋さんには初見だと
驚くくらいの種類の生地があります。
色や素材感がさまざまな中、
小さな生地見本から最適なものを
選ぶのはなかなか難しい作業。
しかし、その生地選びによって
カッチリしたりカジュアルになったり
仕上がりが大きく左右されるので、
オーダーするスーツをどのような場面で使い
どういった印象を持ってもらいたいのかを
あらかじめ考えておくことが大切です。
これは着用するシチュエーションや
雰囲気をざっくりイメージできていれば
OKです。
スーツの細かい部分はプロである
お店の方にアドバイスしてもらいましょう。
②理想を持っておく
「理想的」というからには
理想を持っておくことが大切です。
スーツをオーダーできるお店はたくさん
ありますが、お店によってスタイルは
さまざまなので迷ってしまいます。
そんな時はお店のブログを数ページ読んで、
「このお店のスタイルが自分の理想!」
「考え方がぴったり!」
「かっこいい!」
という理想や価値観のアタリを付けておく
ことがとても大切です。
仕上がりが未知で不確定要素が多い
オーダースーツだからこそ
目指すスタイルは共有しておきたい
ところです。
ここも難しく考えずフィーリングでOKです。
③わからないことはお店の方に聞く
オーダースーツは自分だけの一着を
作ることができる反面、あれもこれも
自分で選ばないといけないと身構える方も
いらっしゃると思います。
スーツの知識がないとオーダーしづらい。
そんなことなありません。
スーツのディテールはそのルーツも
含め多岐に渡り、どれも奥が深いので
全てを把握することは困難です。
そんなときは「どういった選択が一般的
ですか?」と正直にお店の方に聞いて
しまうことが完成度の高いスーツを
仕立てる近道です。
わからないままなんとなくで選んで
しまうのは不安ですし、チグハグな
スーツになってしまうリスクも
増えてしまいます。
もし、質問に答えてくださらない
お店だったとしたら、知識に自信のない
可能性が高いので他のお店を探すのが
よいかもしれません。
といっても、スーツのディテールに必ずしも
一定の解があるとは限りません。
お店によって話すことが異なる場合も
あるでしょう。
そういったときは②の直感を信じて
お店の方を信じるのが一番だと思います。
僕たち初心者があまり完璧な正解を
求めてしまうと一歩踏み出せなくなって
しまいますので、ここもプロにお任せして
みましょう。
④安価すぎるオーダースーツ屋さんに注意
近年増えている一着三万円くらいの
オーダースーツのお店はアルバイトの方や
業務委託のスタッフの方が採寸している
ことが多く、スーツに関する造詣が
深いわけではないので注意です。
そういったお店ほどリスクを避けるために
細部に渡ってお客さんに選択させる
傾向にあると感じます。
(その方がトラブル防止になるため)
オーダースーツの価格はスーツそのもの
だけでなく、スタッフの方の知識や技術も
含まれていると思うので、なるべく安価
過ぎるお店は避け、気に入ったスタイルの
お店や情熱を感じ取れるお店を選ぶのが
よいでしょう。
知識や情熱はブログの文章やエントリー量で
結構伝わってくるものです。
安すぎないという意味での目安としては
そのお店で一番安い生地を選んで
6万円〜といったところでしょうか。
※僕自身10万円以上したお店で
大変な目にあったこともあるので
「高ければいい」という訳でも
ないのが難しいところですが・・。
⑤プロとたくさんコミュニケーションを取る
「このお店いいかも!」と
目星が付いたら、お店の方と
たくさんコミュニケーションを取って
理想のスーツの擦り合わせをしましょう。
なぜコミュニケーションが大切かと言うと
プロの方の理想とあなたの理想が
必ずしも一致しているとは限らない
からです。
例えば僕は細いウエストがコンプレックス
なので、お店の方がイメージするスーツの
ウエストよりゆったりさせてほしいことが
多いです。
そういった「心の中の理想」は口に
しないと伝わりません。
プロの方に情報を渡せば渡すほど
納得のいくスーツに仕立ててくれるはずです。
まとめ
スーツをオーダーする際のポイントは、
①スーツの使い方をイメージしておく
②理想を持つ
③わからないことはお店の方に聞く
④安価すぎるオーダースーツ屋さんに注意
⑤プロとたくさんコミュニケーションを取る
でした。
ネットでオーダースーツでおすすめな
お店を調べると、製法※で比較している
ケースを多く見かけます。
※パターンオーダーやイージーオーダー、
更には使っている毛芯の種類など
正直そこは大きな判断材料には
ならないと思っています。
見えない材料や作り方よりも、
お店の方の採寸技術・提案によって
仕上がるシルエット、スーツとしての
整合性の方が圧倒的に重要だからです。
何より自分が直感的に
「信頼できる!」
「カッコいい!」
と思えるお店かどうか
そしてお店の方に情熱があるかどうか
といった部分がキーだと思います。
そういったお店はスーツに合う
コーディネートのことなども教えて
くれるでしょうし、長い付き合いができる
と思います。
一着目から自分の理想どおりの
スーツを仕立てることは難しいことですが
このようなポイントを抑えれば少なくとも
「もうオーダーはしない・・・」と
ガッカリすることはないでしょう!
(僕は何も知らなかったので
一着目で心が折れかけました汗)
更にお店の方との信頼関係ができれば
次に作るスーツは更によいものに
なりますよね。
さいごに
スーツのオーダーについて説明して
きました。
街なかにめちゃくちゃかっこいい
スーツの方が溢れて、胸を張って
歩いていたら最高ですね!
ぜひチャレンジしてみてください!
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