ジャンプのゴルフ漫画最終話⛳️
一応最終話と銘打っても話数は26話目である。
コミックスだと描き下ろしが含まれるので大体３巻くらいで終わるのだろう。
一話目の最初に戻るのかと思ったが、そこまで行かなかった。
ジャンプに於ける打ち切りコースは苛酷なものでどんなにストーリーが中途半端でも切り上げられさせられて終わらせてしまう。
試合もなくオフばかり見せられて一体何を伝えたいのだとすら思える。
しかしこう書いても既に漫画上では「一歩一歩」みたいなことを描いているのでこれだったら別にゴルフじゃなくてもいいと思う。
飛距離のみ称賛するのならゴルフクラブをバットに見立ててもできるかと思ったら野球はチームプレイなのでほぼ個人ゲームのゴルフしかないのだろうと思う（勿論スポーツは個人だけで完結するものではないが）。
今後ゴルフ漫画は出てこないだろう。
いや、スポーツ漫画はもう出て来ない、というか描けない。
当たり前で簡単に夢に辿り着けるようになってしまったからである。
ゴルフも果たして世界で活躍する日本人プレイヤーなんて文字通り“いっぱい”いるのである。
何度も書いて来たが、世界に比肩するアスリートは鉛筆を握る前にスポーツ道具を握らされているのではっきり言って凡人とは年季も格も違う。
簡単とは書いたが、単純に生存バイアスである。
この漫画の主人公のように一歩一歩でプロの世界に辿り着いたような人はいるのか？
それこそ「夢」であろう。
この漫画の時間軸は２年前（令和２年）とされるのでこの最終話時点から２年後の「現在（令和６年）」でプロになってなきゃおかしいのである。
凡人が夢を掴むまでみたいな話はジャンプで描けるのだろうか？
凡人が活躍する話ならば、ある日戦うヒロインによって不思議な力を手に入れて妖怪変化みたいなバトルをするというパターンはよく目にする。
妖怪と戦っても結局日常は凡人のままなのでジャンプ読者にとって都合が良いのかも知れない。
凡人が活躍する英雄譚はまだジャンプではウケないのだろうか。
予め修行出来ていた少年がふとした事で活躍するアイシールドや弱虫ペダルみたいな話でしか受け付けないのか、まだ…。
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