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俳句 〜革新という伝統〜 小エッセイ


俳句にご興味のあるnoteのみなさまに、俳句の様々なことについてご紹介をしていく記事です

『俳句 〜革新という伝統〜』

現在までの俳句の歴史は約500年にもなるそうです。

大変ながい年月を経て今日に至っているようです。

俳句の伝統というものを一言であらわすことは難しいと思いますが、1つあまり知られていないものがあります。

その俳句の伝統は何かというと、革新です。

現在、俳句の伝統とされているものの多くは、過去のその当時ではほぼすべてが何かしらの革新でもあったようです。

山崎宗鑑、松永貞徳、西山宗因、松尾芭蕉、小林一茶、正岡子規、河東碧梧桐、高浜虚子、水原秋櫻子など、

弟子や仲間たちとともに、その当時の俳句界に新風を吹きこんで、大小の革新をおこした人々は数多いようです。

※どんな人々がいるのかは、
ご興味があればぜひ調べてみてください

そうした人々が、俳句史を代表する作品の数々をのこしているのが俳句の世界の一面ともいえそうです。

こうした考え方は松尾芭蕉が遺した言葉のいくつかからもうかがえます。

・やまと歌の風流、代々にあらたまり、俳諧年々に変じ、月々に新たなり

・新しみは俳諧の花なり

・古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求むべし

・不易流行

・俳諧いまだ俵口を解かず

など、芭蕉は「過去によく学びながら、俳人も俳句もどんどん前に進め」と約300年のむかしから力強く後押しをしてくれているようにも感じられます。

俳句の伝統がこの先もつづいていくとすれば、それは現在と何も変わらないということではなく、

絶え間ない試行錯誤と、大小の革新の数々の積みかさねに拠るのかもしれません。


いつも
ご覧いただき
ありがとうございます


*個人的な考えや見解をまじえて書いた記事です

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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