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韓国ワーホリ生活 31

J-STATIONに日本人のおじさんが二人覗きに来た。
結構なおじさんだったので、二人が入って来た時みんなちょっと引いた。

日本語教師として韓国にやってきばかりの人だった。

ホサカさんと、おいちゃんというニックネームの人だった。
ここに来る前、二人はアメリカの同じ学校で日本語教師をしていたそうだ。
車を持ってきていた。

年代が近いという事もあり、先生と意気投合してよく飲みに行った。
気さくでいい人だった。

その頃はよくチムジルバンの近くのバー「HA」に行った。HAってどういう意味なんだろう。カウンターで女の人が相手してくれる、ちょっとスナックみたいな感じの所。

おいちゃんは酒をのむと、酔っぱらってエアーギターしたり、まさに酔っぱらいという感じのひとだった。ハードロックを愛していた。

二人共独身を楽しんでいるようだった。


旧正月にミノとパクシネちゃんに遊ぼうと誘われた。

金が無かったけど、ミノが結構出してくれた。年下なのに。

シンチョン辺りでぶらぶらした。バッティングセンターへ行ったり、ガチャガチャがいっぱいある店へ行ったり。

最後はシンチョンの公園の前の店でタッカルビを食べた。

若い遊び方だったなと思った。街はいつもより静かでちょっと正月感があった。

パクシネちゃんはいつもにこにこしていて、日本語の勉強を熱心にしていた。

日本に帰ってから二回ほど会ったけど、日本語がぺらぺらでさすがだなと思った。

上野で魚のどんぶりを食べた事と、吉祥寺でジンソクと三人で焼き鳥を食べたのを覚えている。


ある時、生徒のジェヨンさんがウニさんという姉さんを紹介してくれた。

物静かで親切な人だった。

一度、ジェヨンさんとウニさんと三人で映画を見に行った。マザーという映画。日本では母なる証明という映画だ。ポン・ジュノ監督。

韓国語についていけなかったが面白かった。前知識が無かった分、物語の展開にゾクゾクした。

ジェヨンさんが日本に留学した後も、ウニさんは金曜日の集まりに来てくれたりしていた。

ちょっとぼーっとしているようなところが、一緒にいて楽だった。

旧正月過ぎた頃に、ウニさんから誘いがあった。

僕がロックを好きだから、ホンデにライブを見に行こうとの事だった。

昼頃にホンデで待ち合わせをして、素敵なカフェでゆっくりすごした。

それからご飯を食べて、ライブにいった。

3バンド出ていた。

最初に出たバンドの名前は忘れたが、ザ・クラッシュのカバー曲を1曲やったのは覚えている。

あとは、ムーンシャイナーズとギャラクシーエクスプレスだった。

ギャラクシーエクスプレスは有名なバンドのようだ。

最初のバンドあたりからウニさんとはぐれたが、ライブ見に来たのだし一緒に見る事もないだろうと思って探さなかった。

結局、終わるまで会えなかった。

今考えてみると、一緒に横で見るべきだった。

思い出すと自分は無神経な行動が多々あった。

つづく。。。

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