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土手でのんびり過ごした事

僕が前に住んでいた名古屋市西区栄生町。

そこから自転車で10分くらいの所に庄内川があって、庄内川自体は綺麗でないし、特に魅力はないのですがその周りの土手にいい場所が沢山あった。

写真はその中の、一番僕がのんびりするのに好きだった場所。

一面緑で心地よい。この辺りは住宅街なんだけど、ここにこれば緑がいっぱい。

遠くに名古屋駅のビルが小さく見える。

ビリギャルの撮影もこの辺りだったらしい。ここでのんびりしていたら、太ったオタク系のおじさんが来て、この辺ですよねと言われて知った。

僕の家に年に2回位滞在する友達がいます。写真家の野口亮平。彼が来ると1~2カ月いるので、ゲストが来たというより共同生活みたいな感じになる。

一つ屋根の下にずっといてもお互い気持ちよく過ごせる親友だ。

彼が来ると、休みの日は庄内川の土手に良く行った。

昼前後位から惣菜を家で作って、スーパーでワインやチーズを買って、途中にある可愛らしいパン屋さんでフランスパンを買って行った。

僕達はそこで何をするでもなく、寝転びながら酒を飲んで空を眺めて、おしゃべりをした。

時々現れる鳥を注視したり。

カイトみたいなものをとばしているおじさんの集団に話かけたり。

グラウンドもあって、わいわい野球をやっている子供たちもいる。

本当にいい場所でいい時間を過ごしたものだ。

そういう場所が皆、自分の中や今いる場所の近所にあるだろうか。

あと、寝転んで真っ直ぐに空を見る事って大人になってもしていますか?

今の子供達はそれをやっていましょうか?

空を見る行為は、果てしなく遠い地球を出た宇宙の果てを見つめる行為だと僕は思っています。

今の日本人は手の平の距離ばかり見ている事がほとんどだから、時々目を開放してあげるといいと思います。心も穏やかになるし。

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