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会員数1000名の体操クラブで指導をする中で最も大切にしていることの話

みなさん
こんにちは。
私は体操クラブの指導者として活動をしています。
会員数は1000名を超え、今では入会困難となる体操クラブです。
中には入会の為に1年以上お待たせしてしまっている方もいらっしゃいますが、それでも有難いことに入会を心待ちにしてくださる方も多くいらっしゃいます。
さて、今回のテーマは「指導をする中で最も大切にしていること」についてです。
では、いきましょう。

結論:褒め倒す

みなさんはどんな人と一緒に居たいですか?
もしくは、どんな人が好きと感じるでしょうか。
人間はひとりでは生きていけないなどと言うことがあると思います。
そんなことないでしょって言う人もいると思いますが、実際はそんなことあります。
様々な理由があります。
例えば経済的な理由。もしくは環境的理由。現代人なら尚更、誰かが作った技術を利用して生きている人がほとんどです。住宅か衣服、家電なども自身で開発して利用している人なんてほとんど居ませんよね。
中でも、他人から自分の存在を求められることや認められることって嬉しいものです。
承認欲求って欲が人間にはあるくらいですから、人間にとってはとても大切な感情です。
この感情は指導者と子どもの間でも重要になってきます。
その子が上手く技ができれば褒めます。
先生から言われたことを何かひとつできたら褒めます。
褒めることは認めることです。
認め合うこととは信頼関係が出来ている証拠です。
この信頼関係を築くために私は褒めることを最も大切と考えます。

子どもは真っ白な紙

いやいや、褒めるだけじゃ良くならないよ!
悪いことはきちんと指摘しないと!
叱らないと!
もちろんそうです。
しかし、我々大人からすると常識のことも、子どもからすれば常識ではありません。
それを理解させて改善させることはとても大切ですが非常に難しいのです。
子どもは真っ白な紙と一緒です。
そこには何もなく、善悪もありません。
しかし、大人に怒って欲しくもないのです。「正解」がわからないのですから、正直怒っても仕方ないのです。
これをすると怒られる、怒鳴られるからやらないだけで「正解」を理解したからやらなくなるのではありません。
子どもは怒られることをしないだけです。

褒めるメリット

①子どもに「正解」の本質を理解させることは困難でしょう。
しかし、それは成長と共に徐々に培われていくものです。
子どもは褒めましょう。
褒められたことは嬉しくて繰り返し行いたくなります。
褒められるために何度も何度も行います。
それが子どものなかで「正解」の土台となります。

②褒めるために大人は子どもをよく観察するようになります。子どもの小さな変化に気づき、いち早く褒める。これを繰り返すことで、子どもの可能性に気づかされます。
いや、わかってはいるつもりだったけど、可能性に気づくって本当はこんな感覚なのかと改めて実感します。
それに伴って、段々と子どもの可能性は無限大だと思い込めるのです。
マインドコントロールになりますが、子どもの可能性を信じられず、チャンスを大人が潰してしまうことは多くあります。
怪我するんじゃないかとか、思っただけで辞めさせてしまうことありませんか?
可能性を信じることができれば、適切なサポートを行い挑戦を後押ししてあげるという思考になるはずです。

まとめ

褒めるって実際はとても難しいことです。
後から考えてみれば子どものあれ凄かったなとか、思うことはありますが、重要なのはいち早く褒めること。
そして具体的に分かりやすく、簡潔に。
少しずつでも良いです。
褒める習慣をつけてみると子どもとの関係も良くなるかもしれません。

以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また。

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