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第二の人生を与える

先日『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』で
昭和大好き博士ちゃん達が選ぶ《昭和の泣ける名曲ベスト20》が放送されていました。

昭和好きとしては、見逃せない内容です。

たまたまテレビをつけたときに
放送されていたものですが
夢中になってみていました。

その中で3位にランクインした
荒井由美さんの“ひこうき雲”

番組内でその誕生秘話をはじめて知りました。

“ひこうき雲”の歌詞は
荒井由美さんが高校一年生のときに
難病で亡くなった友人を想って書いた歌詞だそう。

白い坂道が 空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は 昇っていく
何もおそれない そして舞い上がる

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲

高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今はわからない
ほかの人には わからない
あまりにも 若すぎたと
ただ思うだけ けれどしあわせ

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲

そして、この曲についての博士ちゃんのコメントが
母を亡くしたばかりで
ふわふわと宙に漂っていた私の心に
道標を示してくれました。

「歌詞の中に友人の未来を描いて第二の人生を与えた。」「歌の中で生き続ける。」


私も母に第二の人生をプレゼントしたい。
母が生きた証を残したい。
そして一緒に生き続けたい。


毎日、
会いたくて、話がしたくて、
寂して寂しくて、
またまた歌詞を引用するなら
山崎まさよしさんの“one more time,one more chance”のよう。

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
向いのホーム 路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ

娘が笑ったときには
娘の行動に一緒に笑った日を、
料理をするときには
電話で「今日のご飯どうするんー?」と話した日を、
洗濯物を干すときには
産後家のことを手伝いに来てくれた母の姿を、
寒い日には
「温かくして出かけなー」とかけてくれた言葉を。

最後に母と会って話したことは
お互いの“これからやりたいこと”。

何でも肯定して応援してくれる母は
「それいいなー❤︎」とたくさん言ってくれました。
話していると
お互いにどんどんアイデアが浮かんで
お互いの夢もどんどん膨らみました。

絵本を描きたい

それはもう、私だけの夢ではなく
母と私の2人の夢。

母のことを絵本に描いて
母に第二の人生をプレゼントする。

もう会えないけど、話せないけど、
ずっとずっと一緒に生きていこう。

そしてまた、いつか、必ず会おうね。



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