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【競争の科学】君は挑戦型か防御型か?

こんにちは! くるくるぼっちです。
今日も読んだ本の紹介をするね。自分のメモとして内容の一部を軽くまとめています。よかったら読んでみてね。

書籍

ストレスと興奮は慣れちゃうの?

人は、興奮に慣れるのだろうか?
スカイダイビング初心者に「君たちはこれから高度なフリーフォールの技法をマスターすることになる」と説明した。
この実験のポイントは、被験者に極限の恐怖を感じさせること。知りたいことは、"人がとてつもないストレスに晒された時、人間の身体はどう反応するのか"ということ。
実験結果は以下の通り。

スカイダイビングでうけるストレスの割合の変化
1回目:100%
2回目:75%
3回目:50%

3回目の50%減のストレスレベルは、交通渋滞にあった時、遅刻しそうになる時の感じに近い。

つまり、人は極限的興奮にも慣れることができるのだ!

リスクを征服する!

人が高度3000メートルからのスカイダイビングにもすぐに慣れてしまうことがわかった。うん。でも、じゃあ、なぜ、何度も好んで飛ぼうとする人がいるの? って思わない? だって、何度も飛ぶことで大きな興奮をもたらすホルモンは減少しているって話だったもん。
ここで注目したいのがエッジワークの研究です。エッジワークとは、極限的な体験を指す造語ね。

エッジワークにより生じる"ハイ"な気分は、熟練した技術によって、普通の人がコントロール不可能と見なすような状況をコントロールすることから生じる

つまり、極限の状況で危険を最小限に抑え、安全確保のためにさまざまな方法を用いることで興奮や恐怖をコントロールすることができる。

とするならば、これは、ストレスをコントロールすることもつながるのでは?

勝敗を決定づけるもの

人間の行動根源には、快楽を求めること苦痛を避けることの二つがある。
この二つはたいてい、どちらかが優位になっている。しかし、競争のプレッシャーに晒されると、このバランスがどちらか一方に傾くことがある。

<競争のプレッシャーに晒された時>
競技の直前や、競技中は、快楽を求める。
競技の決定的瞬間になると、得ることより失わないことに意識が向き始める。

<成功の動機付け>
成功思考: 成功のチャンスを高めるためにリスクを選択する。
失敗回避: 失敗のリスクを避けるために、リスクを選択しない。

獲得型と防御型

結果から言うと、『成功の鍵』は、 さまざまな状況で、驚異から挑戦に切り替えることにある。

周りの人間から強い視線を感じると極度なプレッシャーを感じる。それは、一つもミスできないと思う。競争が激化するにつれ、ミスをすることが恐怖になる。その結果、成功を目指すより大惨事を防ぐことが重要と考えるようになる。
不安は増していき、積極性は低下する。そうしてリスクを避けるのだ!

これら全ては挑戦のマインドセットにより変化する。
挑戦的状況では、完璧さや勝利は期待されていない。そのため、積極的にリスクを取り、チャンスを掴みに行ける。そうすると獲得型思考のシステムが作動しやすくなる。脳は、心地よさを感じ、恐怖を感じにくくなると同時に報酬系が活性化し、勝利がもたらすものを強く意識するようになる。競争者は、チャンスを掴もうとする

つまり、挑戦的状況の方が成功しやすい
それでも、驚異から逃げられないこともある(あるよあるよ。私もめっちゃ怖がりだもん)。
そんな状況でも競争者は能力を発揮する力をつけなければならない。とはいえ、やっぱり、パフォーマンスを発揮しやすいのは挑戦的状況なのである。

<ミスがミスを招く>
ミスをすると、さらにミスを繰り返してしまう……。スポーツ観戦をしていてもそんな場面によく出会う。自分も経験がある。

人はミスした時に人に指摘されるよりも前に無意識が認識している
人はミスを意識して、さらに他人に強く指摘されることにより、ミスをしてはいけないとプレッシャーがかかる。
そう、驚異から生まれる防御型思考のシステムの作動である。その時は、心の防御システムが超厳重態勢をとってしまい、リラックスできなくなり、リスクを取らなくなる。
こうして、本来の能力を発揮できず、ミスを繰り返してしまうのである。

まとめ

この本を読んで、私は『防御型』が優位に働くケースが多いのかなと思った。とはいえ、結構挑戦的でもあったのでこれには年齢や経験も関係してると思う。それこそミスがミスを生む状況のように。
人が描く未来は過去の記憶や経験がもたらすものである。
だから、『現在』という時の中でこれから過去になる経験を成功体験に上書きしてあげることが、挑戦のマインド変更に大きく関わってくるのではないかと思いました!

ってことでおしまい。


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