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#85 朝日記 「OWNDAYS田中さんの子育てお金編」「腑に落ちる、中国人の爆買い論理」「日本人が戦略下手なのは、なくても生きてこれたから説」 (2021/05/21)

7:16起床。1:45/6:46。良好な朝。昨日は温泉・サウナでととのってきたからか、体が軽い。しかし、今日は大雨。いよいよ梅雨だ。

kindleが50%ポイント還元キャンペーンをやっていたので、早速物色してみた。100ページぐらいまで丁寧に見て3冊買った。(ページの大半はエロマンガなのやめてほしい。雑念と戦うので一苦労。)

そのうちの1冊で、OWNDAYSの田中修治さんの本をぱーっと読んでみた。3章のお金の話で、自身の子どもにお金についてどう教育するかという部分は非常に面白かった。著者は、お金はあくまで交換のツールとして扱うと決めた。なので、子どもにお小遣いを渡したり、おつかいを頼むときには、必ず「交換」というワードを使うという。1時間お手伝いやったから〇〇円と交換ね、このお金を〇〇と交換してきて、と伝えるようにしているらしい。

著者のお金持ちの定義は、「お金をより良いものと交換できる人」のことだという。日本人はお金を何かと交換することを嫌がる性質がある。その原因は、悪いものと交換させられる可能性を高く見積もる恐怖と、日本円は価値が変動しないから貯められることが可能だからと説く。後者は中々面白い視点だ。

日本人は価値を増やすより、価値を減らすことにビンカンな民族であることには違いない。(サンクコスト効果という心理学用語があるくらいなので、日本人に限った話ではないが、日本人はとりわけ強い印象を受ける)

著者がロシアに行ったときの印象深いエピソードがあった。ロシアのルーブルは、価値変動が起こりやすく、一晩で価値が半分になることもあったらしい。

ともなると今ロシアで買い物をしたらお得に買えるかもしれないと著者は朝買い物に出たら、店がまだ閉まっていたそうだ。なぜかと覗いたら、値札を全部付け替えていたという。

日本にいると、一万円札はいつも一万円分の価値があるとなんとなく思っている。物に交換しなくても、減るもんじゃないしと思える。しかし、ひとたび外へ出ればそうでもない世界がある。これが、お金のリテラシーに差を生むんだろうと気づいた。

中国人の爆買いも同じ論理で、元の価値があるうちに交換しなきゃと思うゆえの行動だという。その論理がわかると、中国人の行動は腑に落ちる。合理的だ。

kindleで買った物ではないが、今読んでいるマッキンダーの地政学でも、同じようなことが起きている。

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