絵空文庫(1) 2021.2.17
絵空文庫は、とある世界の名著や噂の新刊を「秋霖書房」の書店員さんのコメントとともにご紹介するコーナーです。今週はこちらの2冊です。
鼎秀三著 『釣瓶村事件簿』
この二人には運が無い。でも、二人揃えば、敵は無い!!
過疎化が進む関西の片田舎に住む、村で唯一の医者と、同じく村で唯一の警察官。親友同士である二人が揃うと、なぜか決まって不思議な事件が巻き起こる。山奥の寒村を舞台に、たっぷりの笑いと謎、少々の涙でお届けする痛快ミステリー。
「笑いあり涙あり、まさに看板に偽りなしの作品っスね。主役二人の独特の掛け合いがクセになります。ミステリーだけど気軽に読めてオススメっス。あっ、張り込みのとき警官が食べてたミックスサンドが美味そうでした。」
佐山隆生著 『アルヴィースの転落』
いかなる知識を手に入れようとも知り得ないもの───運命。
力を持つ者の驕り。知り尽くしているからこその、油断。それらの先には、決して回避することのできない破滅が静かに待ち構えている。現代の官僚組織が抱える闇に鋭く切り込んだ、渾身の長編小説。
「手に取って一目でわかるくらい分厚くて長い作品スけど、序盤から終盤通してとにかく飽きない構成で気づけば夢中になってたっス。読めば読むほどどっぷりハマれる一冊です。何か食べながらゆっくり読むのがオススメっス。」
さて、あなたの読みたい本には出会えたでしょうか?想像力のページをめくれば、紙の本も、電子書籍ですら手元になくてよいのです。いつでも絵空文庫はあなたの中にあるのですから。また来週お会いしましょう。
絵空文庫 編集部
絵空文庫は全てフィクションです。実際の人物・作品とは一切関係ありません。
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絵空文庫のあらすじ文を担当している、孤高のライターkazuoのエッセイはこちら。現在はいつのまにやら不定期更新になってるっス!はやく次の原稿くださいっス!
注目のライター・えすぷれっそによる短編集っス。絶妙な余韻を楽しむのがツウの読み方っスね!現実を突きつけられる話ばっかりかと思いきや、たまーに希望もあって…たまーにですけどね。
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