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絵空文庫(2) 2021.2.24
絵空文庫は、とある世界の名著や噂の新刊を「秋霖書房」の書店員さんのコメントとともにご紹介するコーナーです。今週はこちらの3冊です。
柊マルコ著 『星影』
◇私達は、それぞれが違う夢を抱いて、同じ星の光を見た。
ある夏の夜、終電に乗り遅れ同じ駅に取り残されてしまった四人の客。年齢も職業もバラバラで、何の接点も持っていなかった彼らは、その日、そのホームに居合わせたことで、一つの数奇な運命に巻き込まれてしまう。
「優しく、そして綺麗な作品です。特にタイトルにもなっている星の描写は美しいの一言。フィクションならではの持ち味を生かしつつ、いつか自分の身にも起こりそう、そんな期待を与えてくれます。」
Yuki Kurosawa著 『ちょっといいもの』
◇本当の“豊かさ”、探してみませんか?
著者公式ブログの人気コーナーが待望の書籍化。見ることで、触れることで、心がほんの少し温かくなる、そんな「ちょっといいもの」集めました。読後、買い物に出掛けたくなること間違いなし。
「すごいものって実はたくさんあるんですよね。これを読めば、日頃のちょっとした不満を解消してくれるような何かが見つかるかもしれません。個人的に好きな服とかも色々紹介されてて、ついその部分だけを繰り返し読んでしまいました。」
木縞悟 著 『好きなんて言葉じゃ表せないほど』
◇初めて、届けたいと思ったんだ。自分が受け取れなかったもの、全部。
一流のミュージシャンを目指していたが、不慮の事故で声を失ってしまった青年、ユウ。叶わない夢、満たされない思い。全てに無気力になってしまっていた彼が一人の女性と出会った時、止まっていた時が再び動き出す。
「物語序盤の主人公は自暴自棄に陥っていて、きっとこの時点で好感を持てる人はいないと思います。そんな彼が必死に立ち直って、幸せを見つけていくお話。一度開いたなら是非とも最後まで読んでほしい、そんな一冊です。」
さて、あなたの読みたい本には出会えたでしょうか?想像力のページをめくれば、紙の本も、電子書籍ですら手元になくてよいのです。いつでも絵空文庫はあなたの中にあるのですから。それでは、また来週お会いしましょう。
絵空文庫 編集部
絵空文庫は全てフィクションです。実際の人物・作品とは一切関係ありません。
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