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タウポへの出張便乗旅 その2

さて、楽しみにしていたヒルトンに到着です。なんと、数十ドルでアップグレードができた、「ジュニアスイート」ですって! 角部屋で、窓が三方にあって、明るく、広々としていました。トップの写真は、部屋のテラスからの眺めです。

ベッドとリビングの仕切りがないから、「ジュニア」スイートなのかな? 

部屋は気に入りましたが、ホテルのサービスはちょっと残念でした。ヒルトンのアプリで事前にチェックインができたので、キーの受け取りはスムーズでした。フロントから部屋まで自分で荷物を運ぶのは、ニュージーランドあるある。でも、バスルームでまずは手を洗おうとしたら、石鹸がない。アプリでメッセージを送ったら、すぐに持ってきてくれました。便利。

やれやれと、手を洗ってから、改めてアメニティを確認したら、なぜかコンディショナー3本、ボディローション1本、マウスウォッシュ1本。きれいに並んでいたので、シャンプーとボディウォッシュがないことに始めは気付きませんでした。仕方がないので、またメッセージをアプリで送ったら、今度もすぐ持ってきてもらえたけれど、ルームサービスのチェック、甘し。せっかくボトルを並べた時に、気づかなかったのかな? あと、食器棚に入っていた二つのマグカップが違う形でした。なんだか一つひとつがちょっとずつ残念、という調子でした。

バスルームも広々

夫がパソコン仕事をしている間、私はのんびりテラスで眺めを楽しんでいました。ただ、鳥のフンがあちこちにあったりして、掃除が行き届いていませんでした。部屋の中にも、カーペットに染みが残っていたりして、ちょっと残念。

さらに、ホテルのすぐ前の駐車場にあまりスペースがなくて、坂を下ったところに車を止める必要があったのが、少し面倒でした。かなり急な坂をえっちらと上らないとならず、雨が時折降る天候だったのもあって、もうちょっとうまく設計できなかったのかな、と思いました。

そうこうしているうちに、夫のメールの確認作業がひと段落して、ホテルの温水プールに行きました。ホテルのプールは、私の楽しみの一つです。普段は顔をつけない平泳ぎ専門で、ぷかぷか浮いているだけですが、ヒルトンのプールは広々としていて、ほぼ貸し切り。久しぶりにクロールまで楽しんでしまいました。ただ、スパ(日本で言うジャグジー)は39度とぬるめで、小さいのが一つだけ。ずっとイベント参加者らしいグループが占領していて、しばらくは入れませんでした。その間、泳いでいたからいいのですが。ちなみに夫はサウナを独占して、満喫していました。

このあと、スパに入って、いい気分にあったまって、部屋に戻って、ホテルに向かう途中で寄ったスーパーで見つけたローカルビールを飲もうとしたら、事件が発生。

その名もLakeman。ものすごくおいしくてびっくり。でも、この後行ったスーパーには置いていなくて、買って帰れず

プールで遊んでいる間に、留守番の娘から、何度も電話が掛かっていることに気づきました。かけ直してみると、なんと、夫が娘の鍵を持ってきてしまっていて、家に入れないとのこと。サウナでほかほかになって帰ってきた夫に聞いたところ、「あ! しまった!」とのこと。結局、娘が鍵屋さんを呼んで、開けてもらったのでした。240ドル、日本円で2万円ほどだったそうです(後で弁償しました)。仕事帰りにロックアウトになった娘にはもちろん、1日中家で留守番して、トイレを我慢していた犬にも、申し訳なかったです。

鍵屋さんが家に到着したのを確認してから、気を取り直して、夫が予約してくれていたBrantryへ夕食に出かけました。予約の時間は7:00ですが、夏時間なのでまだ明るいです。

ホテルから車で数分の住宅街にありました

私は、植物が生き生きとしているレストランは美味しい、と思っていますが、ここのエントランスに植えられたバラや木々も手入れが行き届いていて、期待が高まります。レストランを予約する際にキッズメニューがないレストランということで選んだので、室内の雰囲気も落ち着いていて、居心地の良い感じ。談笑があちこちで聞こえて、適度ににぎわっていました。食器が馴染みがある感じ、と思って裏側をのぞいてみたら、Made in Japanでした。なんだかうれしい。

メニューは前菜・メイン・デザートのコースのみ。それぞれ数種類から選びます。追加でフライドポテトを頼んだら(夫に「やめておいたら」と止められたのに、振り切って)、おなかいっぱいすぎて、あまり食べられなかったのが悔やまれます。久しぶりのニュージーランドでの外食で、量の感覚を忘れていたようです。

私のメインの鯛の下にたっぷり添えられた、アスパラガスのリゾットが絶妙に美味しかった! ポテトもこれだけでビールに最適なおつまみになったろうに、あんまり食べられなくて残念無念

もうお腹はぱんぱん。満足、満足。部屋に戻って、ホテルのバーに行く気力もなく、この日はお腹いっぱいのまま、眠りにつきました。

さて、翌日。私がホテルで一番楽しみにしている朝食です! でも、ビュッフェは物足りなかったです。最大の残念。前日の空港ラウンジとほとんど変わりないメニューでした。ただ、ゆっくり朝食を食べるこのぜいたくな時間は、ありがたく楽しみました。レストランの室内は、すっきり明るくて、素敵でした。

温めたエッグマフィンにチーズとハムをはさんだら、美味しかった!

チェックアウト後は、いつもの出張と同じく、地元の図書館で降ろしてもらい、夫は仕事へ。

広々として、静かな図書館

私も持ってきたノートパソコンを使って、黙々と仕事をしました。数時間後、仕事を済ませた夫と落ち合い、近くにあるビール醸造所がやっているレストラン、Crafty Troutに行きました。

ラスティックな雰囲気がしっくり板についた感じ。ガランとして見えますが、お客さんは何組か出入りしていて、話し声が心地良いBGMでした

夫は会食を済ませていたので、ビールだけ。私はアップルサイダーと遅めのランチにハンバーガーを頼みました。

このビーフハンバーガーが肉汁たっぷり、チーズとろーりで、すごく美味しかった!

アップルサイダーは、素朴で、手作りという感じで、私がサイダーに求めるさわやかさがちょっと足りなかったです。この日は大雨で、夫は仕事を終えて疲れ切っていて、アンニュイな感じで、窓から雨だれをしばらく眺めていたのでした。

そうそう、私たちが店内に入ってからずっと、カップルの男女とアメリカアクセントの男性が楽しそうにおしゃべりしていて、なんとはなしに耳に入っていました。知り合いかと思っていたら、最後に、「ところであなたの名前は?」とカップルの女性が聞いて、お互いの名前を名乗り合っていました。見知らぬ人とその場の会話を楽しむのは、ニュージーランドあるある。まさに一期一会!

そうこうしているうちに、帰りの飛行機の時間に。空港まではほんの数十分です。空港に向かう途中でスーパーに寄って、娘へのロックアウトのお詫びを込めておみやげを探しましたが、タウポならではのご当地ものは見つけられず。街によっては、ローカルなチーズやワインが買えたり、新鮮なフルーツが置いてあったりするのですが、タウポでは見つけられませんでした。

タウポでもエノキが買えるのにびっくり。こんなへなちょこなエノキの値段が約500円。オークランドでも同じような価格です。キノコ類は日本でたっぷり満喫してきたので、余裕で眺めます(それにしても、どういう人が買うのか?)

レンタカーに給油して、空港の所定の駐車場に停車して、キーをカウンターの箱に入れて、返却終了。

タウポ空港にはラウンジもないので、荷物を預けた後は、まだ営業していたカフェでコーヒーを買って飲みました。待合エリアは、ウェリントン行きと重なって、結構にぎわっていました。ビールを飲んでいる人も多かったです。

新しい建物が隣にできていました。この看板によると、もうすぐ完成のようです

離陸は予定時間よりちょっと遅れましたが、スムーズにオークランドに到着しました。夫が仕事で会った人に別のおいしいレストランを教えてもらったので、またいつか、タウポに行ける日が楽しみです。あー楽しかった(夫と娘と夫は、お疲れ様)。

手前に新たに開発中の住宅地が広がっています。
タウポはこれからますます発展すると思います。
さよなら、タウポ。またねー

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