はばたき(スピに振り回されて鍛えられた普通のひと)

「失敗しないスピリチュアル覚醒」という連載してます。 あんまり地に足着いてないフワフワ…

はばたき(スピに振り回されて鍛えられた普通のひと)

「失敗しないスピリチュアル覚醒」という連載してます。 あんまり地に足着いてないフワフワしてるスピリチュアルは、今も昔もどうも苦手です。 キラキラせずオカルトにはうといの。それでも、不思議な体験をするときはするんだよ。

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  • 失敗しないスピリチュアル覚醒

    普通の人がスピリチュアルに振り回されて鍛えられたお話。 15年にわたり体験してきたものを時系列で書いていきます。 “ほぼ”体験談です。 登場人物が実在のため、特定されない工夫をしてあります。

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目次:失敗しないスピリチュアル覚醒

目次新興宗教にハマらなかった経緯 【1】「すいません。手相を見せてくれませんか?」 【2】直感と疑いと胡散臭さと 【3】洗濯機と風邪のイカレた話 【4】ふたつのスクール 【5】彼氏ができたことはひみつ 【6】急ブレーキと進路変更 スピリチュアルの泉なのか沼なのか ●窓に張り付く目と就職の失敗 ●江原さんと既知感 ●始めてのスピリチュアル書籍 ●スピリチュアル教室 ●どんでん返しと個人セッション ●父と散歩 ●3.11とゆみちゃん 吉祥天女先生のピンク色相談室 ●もう恋なん

    • 祈り

      ひとりでやれる事は少ない。 自分にがっかりして 無力さに打ちのめされてしまう。 祈ったって、失ったものは戻らない。 でも祈ると これ以上傷つくことを防げる。 心に蓋をしなくても進んでいける。 自分を諦めたり 誰かを諦めの眼差しで見ないために 祈る。 許し、慈しみ、 癒されますように。

      • 夜にZoomしてたら天使がきた。 ミーティングメンバーの守護天使だって。 バナナの葉っぱじゃないよ。 天使の羽のドーム天井。 羽だけ出演の顔出しNG。 後追いで、入浴中に「サンダルフォン」って聞こえたよ。 うろ覚えだからウィキペディアでサンダルフォンを調べたら怖い天使だった。

        • 新興宗教にハマらなかった経緯6

          《急ブレーキと進路変更》夏休みの終わり頃から、カルチャーセンターでは「合宿」の話が出始めた。 「ここに通っているみんなで3泊2日の合宿をするの。 研修所は久我山のとっても素敵な洋館なのよ〜。」 菅野さんはそう言っていたが、私は気が進まなかった。 3泊2日かあ、いつも課題に追われているんだけどな。 というわけだったので、タイミングが合わずズレにズレ、合宿は10月に入ることになった。 秋も徐々に深まりつつある頃、いよいよ来週、合宿だ。 久我山駅から近いのかな? 「久我山 研

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        • 失敗しないスピリチュアル覚醒
          7本

        記事

          新興宗教にハマらなかった経緯5

          《彼氏ができたことはひみつ》毎日の専門学校が、とても楽しい!私は成績上位者として授業をこなすことができていた。 美術以外の授業で常に落ちこぼれだったから、「よくできてる」状態が生まれて初めてに近しい。 しかも、学校の何人かの男子と異性として意識しあったりして・・・! そんなことは冴えない高校生活の中では皆無だった。 毎日が今までになくルンルンだった。 カルチャーセンターの人もよくしてくれる。 私の担当をしてくれる菅野さんは、美しい顔立ちの女性だ。 この施設の運営団体に出会

          新興宗教にハマらなかった経緯4

          《ふたつのスクール》本格的にデザイナー養成の授業が始まった。専門学校に入学して、急に視界が拓けた気分だ。 予備校生の時までの私は、空気も読めなくてワガママだった。 アート至上主義者はそれが当然と振舞ってたし、 とにかく承認欲求が高く、視野狭窄だった。 なんと、そんな私に、急速に友人が増えて行く! すんなり友達になれる経験は、生まれて初めてのことだ。 夢を諦めてデザイナーになろうとしたせいかはわからないが、 私の何かが確実に変わっていった。 そして、占いで勧められたカル

          新興宗教にハマらなかった経緯3

          《洗濯機と風邪のイカレた話》 こうして専門学校に入学することを決めた私は、 落ち込む暇もなくアルバイトや準備に追われながら過ごしていた。 だが、事件は入学式前日に起きる。時は昼下がり。 上京してきた母と近所でランチを済ませてから、母は買い物に、私は洗濯をしに帰宅して、服の洗い上がりを待っていた。 そこで、脱水回転していた洗濯機が 聞いたことのない爆音を立てて止まってしまった。覗いてみればプラスチックの洗濯槽に大きな亀裂が入って、お気に入りのカーディガンが割れ目に挟まってい

          新興宗教にハマらなかった経緯2

          《直感と疑いと胡散臭さと》 私は三浪めの美大受験を終了してから、合格発表を待ちながら惣菜工場でアルバイトをしていた。 今年も不合格だった。 ショックでも毎日惣菜を詰めていくのは楽しい。 毎日根気強く絵を描いていたせいか、丁寧に惣菜を詰める単純作業はとても性に合っている。 いよいよ、白田さんに紹介された鑑定の日が近づいてきた。 その稼いだ中から1万円を出して、買ってきた白い封筒に納め、始めての本格鑑定に向かった。 白田さんと待ち合わせて到着した場所そこは、近所の見た

          新興宗教にハマらなかった経緯1

          《すいません。手相を見せてくれませんか?》 アルバイト帰りに最寄駅で声をかけられた時のことだ。 「すいません。手相を見せてくれませんか?」 このときも、迷わず自分の手を差し出した。 東京各地の駅前には、こうやって手相を勉強している人が数多くいる。 「好奇心で見てもらったけど、詐欺ではない事を確かめられたよ。 連絡先も聞かれなかったし!」 こんな友人の言葉があったのがきっかけにして、彼女たちとその場限りの立ち話をすることが私の楽しみのひとつになっていた。 深く詮索はせず手