宗教勧誘にあった
「お嬢さん、幸せになりたいですよね?」
こういう時ってどうしたらいいんでしょう。
某駅にて。
公共交通機関を待っていたら、いきなり話しかけられた。
仏像の写真が散りばめられた新聞紙(?)を抱え、ヨレたスーツを着た男性。
はじめての宗教勧誘だった。
困惑と恐怖。
なんせ知人が、この手の人たちにナメた態度をした翌日、
黒塗りのバンに連れ込まれそうになったという話を聞いたことがあるから。
でも、ちょっぴり関心があった。
未知への好奇心ってやつだ。
単純に、どういったお話をされるんだろう?
という疑問。
無論、きちんと活動されている方もいる中で、
カルト宗教や危険な団体もたくさんある。
予期せず問題に巻き込まれないようにするためには、
深く関わらないという選択がベターだろう。
ただ、信仰の自由とか心の拠り所とか、結構デリケートなものであるし
妙に構えたりせず、自分なりにしっかりとした対応をしたいと思った。
まあ、これがマズかったんだけど。
「もうすぐ日本が終わるっていうことを、
この○○様は何年も前からおっしゃっていて・・・」
「だから今の政治と自然災害は今後もひどくなる一方で・・・」
熱心にしゃべっている勧誘者の後ろを
気の毒そうにチラチラとこちらを見ながら去っていく人たちを
何度も見送る。
傍から見たら
私はどんなふうに映っているんだろう。
愚かだった。
しばらくしたらキッパリと断ってその場を去ろうと考えていたのに。
やっと離れられた頃には
心身ともに疲弊していた。
浅はかな興味から話を聴いてしまったけど、
ああ、これは私には関係のないことだなと判断したのならば、
変に遠慮なんてしていないで
早々に「失礼します」って立ち去れば良かったんだと反省した。
無知な上に幼稚だったな。
個人的に苦い思い出の一つ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!