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必要な時に叱ってください

とあるアパレルショップで、
私と同年代くらいの女性スタッフさんが、年配の男性客に怒鳴られていた。


嫌でも内容が頭に入ってくる。

どうやらこの方、通路の幅が気に食わなかったらしい。
狭いんだよ誰でも通れるようにしとけよ、という主張。


さんざん聞いてみて、
未熟な私でも、なんとなくわかった。

この人は、ただ単純に個人の感情と乱雑な言葉を放出しているだけ。

「貴重なご意見ありがとうございます。」
には当てはまらない案件だと思った。


一方的に人が怒られている場面に出くわすというものは本当に不快だ。
自分が怒られている気分になるし、悲しい。

その場に拘束されて、見世物になっている方々を目にするのは辛い。


あまりにも酷い時は、他の人と別のスタッフさんを呼びに行ったり、割って入ったりしたことはあるけど、

企業の方針やマニュアルによって
そういった特定のお客様への対応が異なるから、外野がでしゃばるには
限界がある。


もちろん、
きちんとしたお叱りや、ためになるご意見といったものも中にはある。

それらを見分けられるようにするために今勉強中なんだけど、

人から何かを指摘された時、はたしてこれは「私の問題」なのか「相手の問題」なのか、分離して考えられるようになりたいと思う。


ああ、この人はたまたま虫の居所が悪くてこんな言い方になったんだな、
とか。
この人は行き場のないストレスを、私にぶつけているだけなんだな、
とか。


そういったことがわかれば、相手の負の感情まで抱えこんでしまうことが
少なくなるんじゃないかな。

人に接するって、それなりにキツイ部分もあるんだけど、

どうか、必要以上に傷ついて悲しんでしまう人が増えないことを
心から祈りたい。


最後まで読んで頂きありがとうございました!