3行日記 #160(包帯、ランドセル、石焼き芋)
三月十六日(土)、晴れ 暖かい、暑いくらい
朝、テレビをつけたら、骨折をしたのか白い包帯で腕を首から吊り下げている小学生が映っていた。いつもよりも敏感に反応してしまう。
午前、近鉄で伏見あたりを通るときに、鴨川運河からの水門が開き、水が流れているのが見えた。今年も水が開放されたようだ。久しぶりに北大路ビブレで執筆。
午後、歯のクリーニングへ。きょうからフッ素洗浄を習慣にしたい。歩いて一乗寺へ。途中、前から水色のカブが走ってくる。後輪のところで何かがパタパタしている。注意して見ると、タイヤの左側に赤いランドセルがつけられていた。鍵が外れて上の蓋がなびいていた。いつもの喫茶店で執筆。
夕方、出町柳の駅前で、最近よく見かける石焼き芋の移動販売車がいたので、初めて買ってみた。茶色の紙袋に入った焼き芋を左のポケットにいれた。じんわり温かい。
夜、妻の仕事が繁忙期で遅くなるとのことで一人で、なべしぎ、昨日の残りの手羽先の煮物、豆ごはん。チャックの散歩も一人で行くことになった。妻の実家に向かっていると、フレスコの前にまつりちゃんがいた。知らないおじさんにむかって吠えていた。チャックに紐をつけて出発、最初の曲がり角まではすんなり歩いたが、しばらくいったところで、妻の姿を探す素振りをみせて止まってしまう。忙しくて来れないみたいだから、きょうはふたりで行こうね、と声をかけても、なかなか動いてくれない。おやつをあげて様子をうかがう。しかたなく、抱きかかえて少し前進し下ろしてみたら、やっと前に歩きはじめた。最初の通りをまっすぐ通過し、しばらく進んだところでうんこ、前に進むと思いきや、そこでUターンし、こんどは西へ。しかし、近鉄の線路の下あたりで、再び引き返して帰ろうとする。しかたないので、そのまま帰宅した。まあ、とりあえず、うんこはしたし、よしとしよう。