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毒まみれの家庭2 〜母親〜

※父→母→兄弟姉妹の順に読むことを推奨します。なお、念のため家族構成は兄弟姉妹という言葉でぼかします(相応しい概念を表す言葉があればいいのですが)。構成の当て推量などはどこにも書かないでくださると助かります

このシリーズでは家族がどんな人間であったかとどんなことをされたかを綴っていきます。なお1つの記事で家族全て書こうとしたら異常に長くなったため、家族ごとに記事を分割しました。

母「結婚しなきゃよかった。別れる。あいつの実家に引っ込むなんて絶対嫌だし、一緒の墓には入らない」

父親が前述の通りの人間だったので、成人するまで母親は比較的まともだと思っていたが、自らの結婚によりそうではないどころか同等の毒と思い知る。歳をとって余計に思い込みと意固地がより強くなり、偏屈さが増した。

昔から偏頭痛持ちで痛む度にヒステリーを起こして金切り声で喚いた。理屈より感情、瞬間沸騰型。一度怒ると気が済むまで頑なに無視とだんまりを貫く。
おかげで散々伝書鳩代わりにさせられた。不満を溜め込み何も言わない癖に突然怒り出すので扱いが面倒くさい

父親と同じく自分の好みや良いと思うものを子供にも押し付けてくる
例えば子供の頃の私は寒色系の色が好きだったが、母親は少女趣味でピンクが好きだった。ピンクは嫌だと言うと「女の子らしくないわねー、女の子ができたら可愛らしい服を着せるのが夢だったのに、あんたも姉妹もブツブツ」

他人の意見を聞き入れないあたりは夫婦そっくりである。

・子供が「女性」になるのを嫌った

最近他人のツイートを読んで思い出したが、下着やおしゃれ着をなかなか買ってくれなかった。ムダ毛処理などもってのほか!肌に剃刀あてるなんて!まだ早い!とかなんとかかんとか言われ、元々先天的な婦人病の持病がある私は人よりだいぶ毛深かったので、体育やプールの授業などがある度に笑われて辛かった。

・子供を友人代わりにする

父親は何だかんだ母親との結婚を後悔していないようなのだが、母親は昔から「なんでこんなやつと結婚したんだ」と不満と文句ばかり言っていて、子供を愚痴やストレス発散の相手にしていた

夫の不満や悪口をはじめ、聞きたくもない両親の性生活の話や義実家の不満、他人の悪口、時にはどこそこの誰それさんは誰だかさんと浮気してるとかの井戸端会議の話をしてきた。
聞きたくもない不快な話を延々と一方的に聞かされて心底嫌だった

引っ越しにより知らない土地で友人もおらず、家にほぼ籠もりきりで家事をしたり買い出しをする以外はずっとテレビゲームをしていた。よくテレビゲームに付き合わされたものだ。
話し相手遊び相手が欲しかったのだろうが、子供からしてみれば両親が不仲だということが最大のストレスだった。

理不尽に怒られることがあり、特によく覚えている出来事が2つある。

1つ目は幼少時、外で遊んだり近所の子供と遊ぶことが許されず、一度だけ遊びに行って見つかり、正座させられ大きな金切り声で長時間説教をされた。

2つ目は中学生の時の半ドンの日、ちょうど母の日間近だったのでカーネーションを買ってから帰ったら「帰りが遅い!!! カーネーションも嫌いだから要らないわよ!!!」と怒鳴られた

・父親との喧嘩中は子供が伝書鳩代わり

父親と些細なことで喧嘩するたびだんまりと無視を決め込み、兄弟姉妹は我関せずの姿勢だったため、何か用事がある時やご飯ができたと伝えに行くのはいつも私の役割だった。ギスギスしている空気の中ご飯など喉を通る訳がない。

一度などは喧嘩中に母親が鍋を作り、先に私と父親で食べるはめになったため、一口二口だけ口をつけて食べるのをやめてしまったことがある。残りはどうなったのか覚えていない。

・全く相談などできない

自分の話したいことを一方的に話すスタイルのため、他人の話を聞けない。他人が喋っている時に話を乗っ取って喋り出す。そういう人なので思春期の悩み事など相談できるはずもない。

小学生の時に一度いじめの相談をしたことがあるが「気のせいでしょ」で流された。
その数年後、思春期に自分がとある障害ではないかと思い相談しようとしたが、黙って俯きテーブルを強く叩いた。この話はしたくないという意思表示だった。

それ以来、親に相談したり自分を理解してくれるという期待を捨てた。

・老後の身の振り方

いつも母親に何も言わずに父親が勝手に物事を決めてしまうので、都会から父方の実家に強引に引越しさせられたことを母親は今でも根に持っている。なお義実家との関係は家業の手伝いの関係もあり良好。

父親は老後自分の実家に引っ込み家業の手伝いをするつもりだが、それを妻に言っていない。いざその時に私を巻き込んで大喧嘩されても困るので、やんわりぼんやり母親に伝えてみたら顔色を変えた。

「あいつの実家になんて行かないから!! 義兄弟の○○さんの面倒見るのも嫌よ、偏屈だし!! あの家の墓になんて入りたくないし!!!」

しかし離婚したとして今更パートも無理だろうし、老後どうやって暮らすつもりなのかと聞いたところ、子供に負担かけたくないし実家に戻ると言う。

実家には確かに親戚がいるが、親戚は身体を壊して障害者枠で食べるのがやっとの稼ぎだそうだ。実家も長く住み続けるには難しいボロ屋である。つまり現実的な案ではない。
※伯父は亡くなりました。家も親族が取り壊すそうです。

恐らく嫌っている別の親戚を頼るのがベストだろうが、それもプライドが許さないだろう。

もしくは上京した子供の家事手伝いでもするか、と言う。その姉妹と母親は同じタイプの性格で、父を嫌って母の味方をしていたりなど元々仲が良かったので、無しではないが同居人が気の毒だなと思った。どうでもいいが。

私としては今後の人生で関わりを持ちたくないので、私のところに来なければそれでいい。あとはどうしようが母親の勝手である。

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