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教育においてご褒美と罰は麻薬と一緒

北九州市で学習塾の経営をし、3児の父でもある岡田です。

今日は「褒める・叱る」について書いていきます。

そもそも褒めるって?

子育てにおいて子供に言う事を聞かせるために、「○○ができたらお菓子を買ってあげるね」とか「何点取ったらご褒美あげる」というようなことはもちろん「良く出来た時に褒める」や「善い行いをしたときに愛情をかける」というような行為もすべて、子供にとってはご褒美なのです。

それがなぜいけないのか?

子供は親の愛情を求めています。

小さい時には一緒に遊ぶことや抱っこしてもらう事が子供の求める愛情ですが、大人になってくるとお菓子屋おもちゃ、更に大きくなるとiPhoneが欲しいとかディズニーランドに行きたいとか要求が高額になってきますが、基本的に「愛情」を求めています。

その表現方法が違うだけです。

ご褒美や愛情をあげると頑張りますが、それは一瞬のことで次の目標のために更なる「ご褒美」を用意しないといけなくなり、どんどん要求が高まっていくのです。

「褒める」が危ないもう一つの理由。

それは、目標を他人に設定してもらう癖がつく。という事です。

目標設定とご褒美の設定が同じになってしまい、誰かにご褒美を設定してもらわないと目標設定をできなくなってしまします。

このような、「ご褒美慣れ」した子供は失敗することを恐れるようになります。

失敗=ご褒美がもらえない→価値が無い自分

という公式が出来上がってきます。

そして、それがひどくなると失敗を恐れて何もできなくなり、ご褒美を諦め、自分を価値のない人間だと思うようになります。

正に、麻薬で無気力になる状態と似ていませんか?


褒める前にすること

どうすればいいのか?

一番初めにすることは、あなたの頭の中にある子供のイメージをバージョンアップさせることです。

例えば5歳の子供に12歳の子供と接するようなイメージを持つことです。

5歳だからこれはできない。危ないから守ってあげないと。というようなイメージを持ってしまうと、子供がの頑張るチャンスを奪います。

例えば、卵焼きを作りたいと子供が行ったときに「やけどしたらあぶない」とか「きれいに丸められない」「焦がしてしまう」「おいしく出来ない」というようなイメージを持ってしまうと、辞めさせるか殆どの部分を親がしてしまって、子供は不完全燃焼で「邪魔された」と思いストレスをためるでしょう。結果子供は、「頑張ろうとしても邪魔される」と思うようになります。

因みに我が家では3歳児が卵焼きを作って食べさせてくれます。

もちろん卵を割り、味付けをし巻くところまですべて一人でします。(因みに味はめっちゃ薄いですwww)

そうすることで自己肯定感が育ちます。

そして次にすることは、見本を見せることです。

背中で語るというような感じでしょうか?

「早く寝なさい」とか「勉強しなさい」と命令して支配するのではなく、親が勉強している所を見せるなど、親がしている行動を子供はマネします。

時々「悪い所ばかり似る」という話を耳にしますが、それはあなたがいつもしているからではないでしょうか?

次回以降具体的にどうやって褒めるのかを書いていきます。

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