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今日は忌々しい日だ。私にとって

「ごめん、今日お弁当あんまり食べられなかった」


そんな言葉を聞いた日には「へ?体調大丈夫なの?」そう聞ける私は今はいない。

朝から意味不明なほどの苛立ちにずっと付きまとわれていた。朝も昼も今も。

「そう、捨てといて」それが精一杯だった。1ヶ月の月日のなかでこういう日が突然来る。意味もなく腹が立ちイライラを抑えきれず暴飲暴食したあげく、酔いに任せていらないものを買ってしまうこともある。そんな日が。

まったくもって優しくなれない。一ミリもだ。

私の世界が私を中心に廻っていて家族でさえ己の奴隷かのようにみえるほど自身のコントロールが効かない日がある。それが今日だ。

怒りでなにかを捩じ伏せることは本当に無意味で悲しいことだ。自身のコントロールが効かないことをアピールするだけだからだ。

そして実際はあきれて放り出されただけで、なにも捩じ伏せられてもいない。

そんな私の横でも下のおちびさんたちは今日もわがまま放題。やりたい放題。人の事なんか構うものか。そんな勢いで。

しかしこういう雑音が私を救う。それは私にとって忌々しい日だろうと世界は普通に廻っているとわかるからだ。

それぞれ人は皆、自分のペースで普通に生きているとわかる。そのことが私を救う。今一時私は変だけれどきっとそれももうすぐ終わるはずだと感じられるから。

今日1日頭を冷やす。ご飯を食べずおとなしく食卓の端っこでお酒を飲む。明日になれば解毒されたアルコールとともに消え失せているはずだ。


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