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【太極拳】3次元と4次元を一致させる【スポーツも上達】

3次元と4次元

太極拳を練習するときに
意識しておくと
上達が早くなる
コツというのを
久しぶりに
書いてみます。

太極拳に限らず
他の中国武術でも
空手や柔道でも
野球やサッカーでも
身体を動かすももには
全て共通すると思います。

もっと言えば
マインドフルネスな
瞑想も
同じだし、
気功でも
同じです。

今回は
代表として
太極拳の練習を
例として
説明します。

おそらく
初心者の人は、
動きながら
次はこういう動き
次はこういう動き
というふうに
動きの流れで
自分の動きを
とらえていると思います。

こんな感じです。

3次元と4次元のズレ

本当の自分が
下の人です。

想像の中で
左から右へ、
右手を開きながらしゃがんで
次は
立ち上がりながら
前の手を上げて、
後ろの手はひねって・・・

というふうに
イメージしながら
動いていると思います。

これでは
意識と動きが
ズレています。

意識は
前後左右上下の立体に、
過去と現在と未来の
時間を加えた
4次元で
ものを考えます。

さっきの動き失敗した( ;  ; )
とか
次の動きなんだっけ?
とか
常に色々考えてしまいます。

一方で、
身体は
今の状態だけ。

3次元で
動いています。

過去の動きと
現在の動きと
未来の動きを
同時にすることはできません。

なので、
4次元と3次元の
ズレを考えずに動くと、
頭では
さっきの動き
これからの動き
という
今ではない動きを
イメージしてしまって、
心と身体に
ズレが生じてしまうことで
心と身体が
一致しなくなります。

心が遅れている

流れで考えていなくても、
さっきの動き
ちょっと失敗したな〜

遅れ

ってなると、
身体は動いているに、
心は置いてけぼりに
なってしまいます。

心が
さっきの動きに
執着している
状態です。

心が先取りしている

順番を覚えていなかったり、
不安になったり、
あせったりして、
次の動きはなんだっけ?

先取り

ってなると、
心は次の動きに進んでいて
今の身体が
無視されてしまっています。

心ここに在らず
という状態です。

心と身体の一致

なので、
今の自分の体勢と
心の中のイメージを
一致させることが重要です。

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これによって、
本当に自分の身体を
コントロールできる
意識できる
という状態になります。

「今の姿勢を意識して!」
というような注意は
何度も
受けていると思いますが、
その本当の意味は
こういうことなんです。

これは、
太極拳に限らず
武術や武道全般
スポーツ全般に
同じことが言えます。

自分の動きを
イメージすることは
大切なのですが
4次元と3次元を
一致させることが
一番重要なのです。

こういう練習を
繰り返すことで、
身体全体を意識した動き
渾然一体
というのを実現できます。

組手でも同じなのか

武術や武道の場合は、
相手がいるものなので、
相手がどう動くか
という予測も
必要になりますが、
それは
対人練習などで
別に練習する必要があります。

この時も、
予想して動くのではなく
相手に合わせる、
相手の動きと協調する、
今という時間に居続ける、
という感覚が大切です。

もし予想して動けば、
当たり外れの問題
になってしまうし、
相手に反応していると
必ず相手より遅くなります。

相手に協調することで
同時に動くことが
できるように
なってきます。

合気道などが
良い例だと思います。

これも、
やはり、
4次元で考えるのではなく
今にいる
3次元の身体に
意識が一致していることが大切です。

気功や瞑想でも

マインドフルネス
というのも
同じです。

あっちこっちに
行ってしまう心を
「今ここ」に
繋ぎ止める
練習です。

4次元の心と
3次元の身体を
一致させるイメージをすると
今までと
少し違った感覚で
取り組めるのでは
ないでしょうか。

気功でも、
心があっちこっち行くのは
よくありません。

瞑想のように
静かに立ったり
静かに座ったり
心と身体を
一致させることで
気功の効果も上がります。

「今ここ」の感覚で
丹田を意識すると
お腹が温かくなるのが
わかると思います。

気功の場合は、
温感ように
気の感覚が
分かってくると、
その感覚を感じようとするので
瞑想よりは
「今ここ」を
意識しやすいかも
しれませんね。

おわり


頂いたサポートは、とてもモチベーションになっています。新しい記事を作る資料費として、感謝しながら有意義に使わせていただきます。 気功・太極拳を中心とした健康と、読んだ本について書いています。どちらも楽しんでいただけると嬉しいです。 サポートしてくれたあなたに幸せが訪れますように!