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たぶん分かり易い!気候変動に関する政府間パネルIPCC第5次評価報告書の超要約版(1)イントロ、目次
ここ数年、TVのニュースやワイドショー等で「これも地球温暖化のせいですかね〜。」と言う人が急増しています。でも、その人達は気象や気候に関する基礎知識を持っているわけではなく、だから「ですかね〜。」と質問調の言い方をしているのだと思っています。
地球温暖化の問題を少しでも正しく知ってもらうために、この問題の基礎的な情報を分かりやすくまとめたいと思っています。
気象や気候は「ゆらぎ」を持っていて、たまに大きく外れたりします。だから、仮に二酸化炭素濃度の増加が無かったとしても、いつもより寒い冬や暑い夏、数十年振りの猛烈な台風、10年に一度の大雨等はあるものです。
それでも、温室効果化ガスである二酸化炭素濃度が上昇していること、それにより地球が温暖化するリスクがあることは事実であり、そのため、国連の下部組織として1988年に気候変動に関する政府間パネルIPCCという組織が設立されました。その組織で人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和政策に関し科学的、技術的、社会経済的な見地から包括的な評価を行い、定期的(5〜7年毎)にレポートをまとめることになりました。
第5次評価報告書は2014年に発表されたレポート(現状で最新のもの)で、現在は、第6次評価報告書をまとめている(2021〜2022年発表予定)ところです。第5次評価報告書の要約版はネット検索すれば誰でも見ることができます。しかし、要約版といってもかなりの分量と専門的な内容を含むこと等により、誰でも簡単に読んで理解できるものではありません。
そこで、「誰でも分かる気候変動レポート」を目指して超要約版を連載したいと思います(自分の勉強も兼ねてます)。
【目次】2020年11月2日追記
*超要約まとめは、(12)最終回をご覧ください。
(1)イントロ、目次
(2)科学的根拠の結論
(3)観測事実(世界の平均気温)
(4)観測事実(海洋の状況)
(5)観測事実(降水、雪氷圏の状況)
(6)観測事実(温室効果ガスの状況)
(7)観測事実(気候の極端現象)
(8)将来予測(気温、降水)
(9)将来予測(海、雪氷圏の予測)
(10)将来予測(気候の極端現象)
(11)将来予測(炭素循環の変化、天候安定化)
(12)最終回(まとめ、あと書き)
超要約のまとめは、(12)最終会をご覧ください。