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謎の根性論や精神論だけでは続かない

盛り上がった東京オリンピック。あれだけ揉めに揉めての開催で、結果的にテレビ観戦になってしまいましたが、それでも選手たちからの熱気や感動も伝わってくる。やはりオリンピック東京開催とは特別な大会でしたね。

今はグッツも記念品として売れ行きがいいみたいです。



一年延期をしたアスリートたちは、それはコンデションの調整は大変だったと思います。


メダルは汗と涙と努力の結晶です。
10代でのメダル獲得やオリンピックに関わらず、最近のアスリートは若くして活躍されている方が多いですね。


活躍されている方の天性あると思いますし、分析データの蓄積もあると思いますが、昔と比べて根性論の見直しもあったのでは?と勝手な考えと共に経験談を交え今回は記事にしていきます。



それではいきます。



謎の根性論



かれこれ30年ぐらい前、僕は小学生のころ親のススメでやりたくもない習い事をいくつかやっていました。

その中でも野球と水泳が根性論や体罰バリバリだったのですが、当時を今でも鮮明に覚えていることがあります。



・野球

小学生4年生から始めた野球。当時走るのが大好きでとにかく放課後はカケッこをよくしていて、毎回運動会ではリレーの選手に抜擢されるほど走るのが得意で大好きでした。

そんな理由で気づけば少年野球に入らされ。当時の監督はそれはヒステリックな人ですぐに怒鳴る殴る人で。当時の親たちはそれが当たり前世代だったので見て見ぬフリ。

それはもう苦痛でした。夏は水は飲むな!!と言われ、顔を洗うフリをして水を飲んだり、試合でミスをしたら、毎回の反省会で名指しされた者は一人ずつケツバット(バットでお尻を殴られること)が当たり前。試合中でもミスしたら怒鳴り声と殴る蹴るでサンドバック状態。それを見ている相手監督は苦笑い。



ぼくが単なる根性なしなのか、そんなことに怯えていたらとりあえずは必死にはなるけれど、怒られたくないから楽しくない気持ちになってきました。

練習にも行きたくないとごねていたら今度は親から強制的に行かされる。苦痛な荒修行に。

結果的に小学生最後は快く送り出してくれましたが・・・。



・水泳

小学校低学年の頃に始めた水泳。

ランク分けなっていてクラスが上がると次のステップとして技術を教えるスタイル。ぼくがビート板を卒業した直後についてくれたおばちゃん講師がやばかったです。


プールの縁につかまってバタ脚をしながらの息継ぎの練習。ぼくはおもうようにできませんでした。

水中で息をはいて顔を上げて息継ぎをする。

これがうまく出来ずにいると、おばちゃん講師が業を煮やして、ぼくの体を押さえ込みながら頭を無理やり水中に突っ込み、引き上げる。を繰り返したのです。

アクション映画の戦闘シーンみたいな・・・。



プールの水と泣きじゃくる涙で顔はぐちゃぐちゃ。

危うく溺れる寸前でした。

結局すぐに辞めましたがそこから学校のプールの時間もトラウマになったのを覚えています。今は大丈夫ですが。


これらをみると、今こんなことやったら親は怒るだろうし、クチコミも一気にネット上に広がりますからね。

この謎の体罰が少なくなったのはいい時代になったと思います。



やるからには楽しむ



卓球の伊藤選手も言っていましたが、ほとんどの人が「楽しかった」と言っていましたね。

メダルにかける想いもひとしおで常にメンタル維持も欠かさずやってきたと感じます。



特に気になったのはバスケット女子日本代表指揮官のトム・ホーバス氏

銀メダルを獲得してこれからまたバスケが盛り上がってくると思いますが、その立役者と言ってもいいほど素晴らしい指揮官と思いました。


トム氏は選手に指示を出すときも少しカタコトな日本語で話します。

それは気持ちをダイレクトに伝えたいから。

と言っていましたね。



戦々恐々と監督の顔色うかっがて練習していたら、あれほどいけるとは思いません。

団体戦だからこそみんなが心を一つにしないと獲得できないメダル。

「練習は辛いから試合が楽しかった」

という選手の言葉。

監督の想いが選手からも受け取れます。(涙)



今回のオリンピックでは若い世代の方がたくさんインタビューされていましたが、みんなしっかりしていましたね。

技術もさる事ながら気持ちもしっかり整っている。ほんと素晴らしいです、

これからもどんどんと若い世代が育ってくれるのは心技体を調整してくれる監督、コーチ、家族や仲間の支えですね。



オリンピックで学ばせてくれたこと



ぼくが幼少の頃からあった謎の根性論や精神論。しっかりとしたプロセスのもと紐解いて教える分にはいいのですが、それを利用したハラスメントは社会人になっても後を絶ちません。



パワハラ、セクハラは小学生から見てきましたが、今となっては語尾に”ハラ”をつければなんでもありな世の中。

そんなに陥れて楽しいのかなと憤りを感じます。

圧力で抑えても結果的に本人を尊重していないことになるので、成長はおろかどんどん気持ちも離れていきます。

もはや”ハラを使ったいじめ”



苦しいけれど心から楽しいと感じることに成長があり、逆に”ハラ”を恐れひっそりと日々を過ごしては人生は平行線。


オリンピック選手が笑顔で楽しかったと言っているのには、苦しいけれど心から楽しんでいる本音の気持ち。


結果的に自分自身に人生の金メダルを送るのであれば、まずは楽しんで人生を送ることと思います。


価値観を変えすぐさま行動するのは怖いですが、苦しさの先に楽しさがる。楽しむから続けられるし得意になってくる。

そんなことを若い世代から教えてもらった今回のオリンピックでした。

大変な情勢の中皆さんお疲れ様でした。

という記事でした。



ここまで読んでくださりありがとうございました。

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