雪と畑,ボリジ,ニゲラ,ナスタチウム,イス 魔女暮らし日記 1.6.2021
ここ2〜3日で何度目かの寒波到来。
ぼた雪とパウダースノーを繰り返すことで雪はどんどん積もる。
おそるおそる畑へ行ってみるとビニールハウスの入り口に山ができていた。
たいていの人は諦めるこの状況に、わたしは面白くなってしまって金塊掘りのごとくざくざくと雪を掘って進む。
長靴をはいているが、パウダースノー部分に足をとられ何度か全身が埋まる。
ああ、こうしてひとり雪かきをして誤って遭難する人のニュースが、シーズン毎に一度はある。これはまじで危険だ。
娘を呼んで、ふたりがかりで掘っていく。
ふたりなら雪かきと変わらない量かもしれない。
となりの露地の畑は綺麗なのに、どうしてビニールハウスの周りだけ雪が積もっているのか。と思いながら。
全身運動を繰り返すこと30分。
道が拓けた。
ひとり通れるくらいの幅しかない。
足が埋まった痕跡もちらほら。
実際の地面と、雪の地面ではかなりの段差があるがよしとしよう。
ビニールハウスの中に雪が入らないように注意して、そっと扉を開ける。
トマトたちはシーズンが終わっているのだが、早くにおそった寒波により引っこ抜くことができずそのまま。
葉っぱは茶色く枯れ、ところどころカビによって白くなっていた。
風をいれることができないので、通気性がわるい。
ハーブたちを確認すると、元気な子がしおしおに。
ナスタチウムーっ!
あんなに元気だったのに…
原因を探ってみると、根本が茶色くなっていたので根腐れしたようだ。
根腐れ→水分が葉の先まで行き渡らず→しおっとして地面についた葉に→白いカビが発生した模様。
根腐ればかりはしかたない…
そもそもナスタチウムは寒さに弱いからなあ。
葉を切って処理し、次の零れ種で増えてくれることを祈ろう。
寒さと水に若干弱いボリジも開花している。
てかもう種つけてる。こ、こいつ…しれっとまた増える気だな。
ニゲラとレモンバームのゾーンは相変わらず伸び放題!
雑草この時期生えないので、ハーブだらけのこんな一画がまじで癒し。
ニゲラの花はまだ咲かないみたいだなあ。
レモンバームはなんか蕾んでいる気がするけど。
外気温はマイナス。
ビニールハウスの中も10度以下になる。
それでも寒さに強いハーブたちは元気に過ごしている。
この時期は収穫はない。
畑も休息の時間。
時が止まってじっとしている時間を眺めていると、これが特別なことのように感じる。
なにか、わたしたちが忘れてしまったもののような感覚。
「イス」というルーン文字がある。
ルーン占いでは、「停止、休息」といった意味があるので肯定的に捉えている人が少ないように感じる。
わたしのルーンの解釈では、これは氷の女王であり、冬の季節の到来だ。
わたしはこの氷の女王が大好きだ。
みんな冬も氷の女王も嫌いで、寒いとか、暗いとか、落ち込むとか、ネガティブなことを連想する。
でもわたしは、冬は準備期間だと思っていて、楽しいことしか浮かばないし、キラキラした雪も氷も大好き。
(RPGで雪山とか氷の魔法にテンション上がる)
わたしは、ルーン占いでイスがでたとき、
「準備期間中なのね。今しかそれは考えることができないし、今だからこそそのプロジェクトを煮詰めることができる。」と言う。
飛行機が離陸の時に大量の燃料を必要とするように、準備の時間は地味ではあるが、確実に燃料になる。それは春に安全に飛び立つため。
春眠がいつまでもゴロゴロしているのは、アリとキリギリスよろしく、準備ができていないからすぐに動けないのだ。
植物たちはそれを自然に体現していて、じっと待っている。
根に栄養を溜め込んで、春の芽吹きを待つのだ。
わたしも、今この時を大事にしたい。
地味なことは嫌いじゃない。
今日も善い一日を!
雪山といえば、年末年始は「狂気山脈」ばかり見ていた。
↑まじで面白いし感動する
こちらはクトゥルフ神話TRPG。
↑こちらはマーダーミステリー版の狂気山脈。
クロムさんまじいい声w
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